映画【アリータ:バトル・エンジェル】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 記憶を失ったサイボーグが恋愛したり戦闘したり親子愛だったり記憶を取り戻そうとしたり忙しい話。 

●感想

 何百年も先の地球というSF設定で大戦があって世界が変わってしまって、天上の世界と下の世界があってうんぬんといろんな説明があってストーリーより天地人の説明が重視されてしまって退屈に感じるところが多い話運びでした。 

 記憶を失ったサイボーグが自分を直してくれたお医者さんと疑似親子になって、お父さんが賞金稼ぎでうんぬん。賞金稼ぎとはうんぬん。主人公といい感じになる男の子とローラーボールうんぬん。男の子が裏稼業をやっているうんぬん。主人公を破壊しようとする悪いお金持ちうんぬん。悪い賞金稼ぎうんぬんといろいろ詰め込まれてどれもが浅くなってしまっている印象でした。 

 肝心のアクションシーンもローラーボールとかのレースシーンはそれなりに迫力があって楽しかったですが、殴り合いはCGアニメがドカンドカンとスピード感いっぱいで殴りあうのが続くので眠気をさそうアクションシーンで残念でした。 

 話も後半になるにつれ駆け足度が増していって、広げていった風呂敷を高速で回収してしかも全部回収されないまま終わるというのもフラストレーションがたまりました。特に主人公と良い感じになる男の子とかは簡単にサイボーグ化したと思っていたら、すぐ 
次のシーンでは天上に向かって走り出してピンチになっていたりして何がしたいのかがわからなかったです。そもそもこの男の子は毎度ピンチになるのを作りだすだけの役割で一体何がしたいんだとイライラさせる役割しかないのがキャラクターとして面白くなかったです。 

 120分がちょっと長く感じる残念な作品でした。

☆☆

鑑賞日: 2019/02/26 TOHOシネマズ川崎  2020/03/04 WOWOW

監督ロバート・ロドリゲス 
脚本ジェームズ・キャメロン 
レータ・カログリディス 
原作木城ゆきと 
出演ローサ・サラザール 
クリストフ・ヴァルツ 
ジェニファー・コネリー 
マハーシャラ・アリ 

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