●こんなお話
チリに観光に来ていたアメリカ人男女のグループが大地震に遭って、地震やら暴動やらから逃げる話。
●感想
90分の短い上映時間で地震が起きるまでが開始30分とちょっと冗長だと思いました。そこまで冒頭はアメリカ人たちの馬鹿騒ぎを延々見せられます。
やたらとクラブとかでうるさい映像に辟易とさせられながら見てると大地震発生。
ここからパニックが発生して救いようのない展開というか、人間の嫌な部分をずっと見せられるのが辛くなります。
序盤のゆったりムードから一転してテンポよくいろんな出来事が多くて映像も迫力があってよかったです。
主人公だと思ってた人物が退場していったり、一回大けがをして死にかけた人物はそこでは死なずにもう1回酷い目に遭って死んでいくいった。王道のディザスタームービーとは違ったように見せる変化球の映画としては面白いと思いますが、やっぱりいろんな意味でストレスのたまる内容でした。
ただ善意の行動をした人が酷い退場の仕方だったり、ひたすら救いようのない展開なのでグッタリしちゃいました。
それにあれだけ時間をかけて序盤で描いてる登場人物たちに魅力がまるきりないので、いまひとつ入り込めない映画だったと思います。
あとは良いタイミングで地震が来て次の展開とかってなったりするので、偶然が多すぎて都合のいいときに地震が発生するのがいただけなかったです。偶然はもう少し抑えてほしかったです。
あとはお姉ちゃんの中絶話とか途中から追いかけてきた囚人たちがいなくなってしまったり、クライマックスの消防士のくだり、あの消防士さん一体何がしたかったの?
無慈悲に人が死んでいく映画ですが、よくできたディザスタームービーだったと思います。
☆☆☆
鑑賞日:2014/01/19 DVD 2015/10/06 NETFLIX
| 監督 | ニコラス・ロペス |
|---|---|
| 脚本 | イーライ・ロス |
| ニコラス・ロペス | |
| ギレルモ・アモエド |
| 出演 | イーライ・ロス |
|---|---|
| アンドレア・オズヴァルト | |
| アリエル・レヴィ | |
| ナターシャ・ヤロヴェンコ | |
| ニコラス・マルティネス | |
| ロレンツァ・イッツォ |


