映画【あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE】感想(ネタバレ):タカとユージが傭兵集団と激突する痛快アクション

Abunai deka forever the movie
スポンサーリンク

●こんなお話

 逃がした犯罪者を追うタカとユージが傭兵集団みたいなのと戦う話。

●感想

 病院から逃走した犯罪者を追って、横浜のバーにやってきたタカとユージ。話を聞こうとした矢先、いきなり目的の男が銃撃してきて、さらには手榴弾まで投げ込まれて大爆発。

 相変わらず周囲に迷惑をかけっぱなしで、上司に怒られる2人。後輩のトオルは、そんな彼らのポジションを虎視眈々と狙っている。そんな中、人質事件が発生。警察が出動するが、人質にカオルが含まれていると知って撤収する展開があったり。

 銃器を積んだ警察車両が傭兵集団に襲撃され、タカとユージが阻止しようと動き出す。一人のテロリストを射殺するが、そこから傭兵集団との本格的な戦いに突入。バーのマスターが敵と繋がっていたことが判明し、話を聞きに行くとマスターは傭兵に殺されてしまう。タカも負傷して一時姿を消すが、ユージと再び合流し、事件の解決に向けて動き出す。

 序盤に追っていた犯人は傭兵のボスによって消され、バーで働いていた女性も誘拐される。そこにバズーカが撃ち込まれて、タカとユージは“死亡”を偽装。トオルの協力で市民から武器を回収し、傭兵との決戦に備える。傭兵たちはフェリーを強奪し、横浜市に100億円を要求。タカとユージは、警察から100億円を“借り”て人質との交換を持ちかける。

 交渉の場は案の定銃撃戦に。ボスは負傷し、フェリーに逃走。船上で激しい銃撃戦が繰り広げられ、ついにボスは自決。女性に仕掛けられていた爆弾もギリギリで解除し、フェリーの暴走もなんとか回避。

 しかし、ボートで帰るタカとユージの足元にまた爆弾が。解除できずに大爆発。タカとユージはどうなったのか…。という気まずさを残してエンディング。

 終始、タカとユージの戦闘能力の高さが際立っていて、銃撃戦もド派手。手榴弾を投げて毎回失敗するというギャグや、「タンカーの運転手さん」など笑えるシーンも随所に散りばめられていて、笑いながら楽しめました。

 ただし、タカとユージが無敵すぎて、敵である傭兵たちの強さが伝わりにくく、クライマックスもややトーンダウン。フェリーの暴走が最後の山場というのはやや物足りない印象もあったりも。

 また、100億円をキャッシュで出す横浜市との交渉は突飛すぎて驚かされます。カオルの人質エピソードは正直いらなかったかもしれないと感じてしまったり。そして、ラストにあの2人が爆発に巻き込まれてしまうという、何とも言えない気分にさせられる終わり方でした。

 それでも全編通してアクションとギャグ、そしてタカとユージのバディとしての魅力が詰まった、エンタメとして楽しい90分で。いつもの『あぶデカ』らしさを楽しみたいなら間違いない一本だと思います。

☆☆☆

鑑賞日:2023/12/16 Hulu

監督成田裕介 
特撮監督佛田洋 
脚本柏原寛司 
大川俊道 
出演舘ひろし 
柴田恭兵 
加藤雅也 
浅野温子 
小林稔侍 
仲村トオル 
本上まなみ 
永澤俊矢 
木の実ナナ 
ベンガル 
山西道広 
西岡徳馬 
庵野秀明
マイク真木 
中山秀征 
タイトルとURLをコピーしました