●こんなお話
墜落した飛行機から大金を見つけた主人公たちが盗んだことで人がいっぱい死ぬ話。
●感想
雪が降る街で臨月の奥さんがいて街の人たちと挨拶をして仕事をする主人公。無職の兄とその友達と共に父親のお墓参りに向かう。キツネが走る車の前に飛び出してきて事故を起こしてしまって、そのキツネを追いかけて林の中に行くと墜落した飛行機を発見。中にはカラスについばまれた死体があって、さらに大金の入ったカバンを見つける。
主人公はお金を警察に届けようと言うけど、兄の友達は自分たちのものにしちゃおうと誘惑。最終的に主人公が預かって誰も探してる人がいなかったら分けようという事になる。そこから大金を手に入れた男たちのざわつきが始まって、主人公は奥さんにお金のことを相談して彼女のアドバイスをもとに行動してく。
奥さんのアドバイスでお金の一部を飛行機に戻して誰かに見つけられたときに怪しまれずにすむとのことで兄と一緒に飛行機に戻る。主人公が飛行機に戻っている間に兄が近所の人から声をかけられ飛行機の元へ行こうとしたので思わず殺害してしまう。焦る兄をなだめて主人公は遺体を埋めようとするけどまだ生きていたのに驚いて主人公が殺害する。2人で共犯になっちゃう。
兄は父親が借金で手放した牧場を買いなおそうとしているのを知ってお金を使うなと反対するけど。主人公を大学に進学させるために手放したり兄も弟のために自分が引いたりしていたことを告白して何も言えない主人公。
奥さんが図書館で誘拐事件があってその身代金がなくなっていること。誘拐犯が2人組でそのうちの1人がパイロットではないかと推測する。兄の友人が訪ねてきてお金をくれと催促してくる。子どもが生まれたら渡すという約束して帰す。
奥さんに子供が産まれる。そしてまた奥さんが兄の友達に殺人の告白をさせてそれをレコーダーに録音すべしアドバイス。兄と3人で飲んで自首するモノマネみたいなことをやらせて、それで殺人の告白をしている様子を録音して脅す。それきっかけに銃の向けあいになって兄が友達を殺害。友達の奥さんがピストルで撃ってきたので主人公が奥さんを殺害する凄惨な現場。主人公が兄と口裏合わせする。
何とか容疑がかからないようにした主人公たち。そしたら今度はFBI捜査官が飛行機を探していると保安官事務所で話を聞く。けどそれはFBI捜査官ではなく誘拐犯の1人だと主人公の奥さんが推測して飛行機を探しに行くという日を何とかキャンセルできないかと訴えるけど、当日を迎えてみんなで飛行機を探しに行こうとする。
保安官が飛行機を見つけたらFBI捜査官は本当に誘拐犯で保安官を射殺。主人公に金のありかを脅して聞き出そうとするけど、すきをついて主人公が誘拐犯を射殺。兄はもう疲れたと自らを射殺してくれと主人公に訴えて兄を射殺。また容疑がかからず、本当のFBI捜査官から身代金には通し番号がついていてお金が使われればすぐにわかると教えられて、奥さんの反対を押し切って暖炉で大金を燃やして何事もなく日常が続くという。
主人公の奥さんが悪魔のささやきをしてどんどんと自体が悪化していくという展開が楽しいです。主人公の兄が実は弟のために自分の人生を犠牲にしていたと内面を吐露するのはさすがのビリー・ボブ・ソーントンのお芝居で見せてくれました。
ただ120分の映画で結構簡単に普通だと思われた主人公が簡単に殺人を犯してしかもそれが連続していくのにあまり疑われないというのとかもいかがなものかと感じてしまいました。
お金って人間をおかしくしてしまうんだなと教えてくれる1本でした。
☆☆☆
鑑賞日:2022/09/10 U-NEXT
監督 | サム・ライミ |
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脚本 | スコット・スミス |
原作 | スコット・スミス |
出演 | ビル・パクストン |
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ビリー・ボブ・ソーントン | |
ブリジット・フォンダ | |
ブレント・ブリスコウ | |
ベッキー・アン・ベイカー |