映画【ロボコップ】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　殉職してロボコップとして復活した警官が悪党を懲らしめていく話。

●感想

　警察が民営化されているデトロイトで治安が悪くなっていたり世界情勢が酷くなってるニュースが流れている中、主人公がデトロイト警察に赴任してくる。相棒と組んでさっそく極悪犯人を追いかける。けどもアジトに突入したら返り討ちに遭って主人公重体。

　意識朦朧の中、何やら手術を受けて気づいたらロボコップになる。警察官たちもびっくりだけど、ロボコップとなった主人公はパトロールに出て強盗や性犯罪を追いかけて犯人を捕らえていく。

　けども休憩中に夢を見て奥さんや子どもとの思い出の部屋に行ったりして会社戸惑う。会社内の権力闘争でロボコップ派の重役が相手側の刺客に襲われて殺されたりしつつ、麻薬工場にロボコップ突入して極悪犯を捕らえる。その証言から黒幕は会社の重役だと知らされて逮捕しようとするけど、ロボコップのルールに会社の人は逮捕できないというプログラムがあって動きが止まってしまう。

　警察に追われて隠れることになったロボコップは相棒の協力で差し入れをもらったりしてるところに極悪犯たちがロボコップ退治にやってきて主人公立ち向かって1人ずつ倒してボスも殺害。

　最後に会社に乗り込んで会社の重役を倒そうとして社長から重役がクビになったのでロボコップ、重役を射殺しておしまい。

　単純にロボコップの造形から心躍るテーマ曲に残酷描写とエンタメ映画として最高の出来の1本だと思いました。それでいて、ロボコップとなってしまった主人公と残された奥さんと子どもとの切なさもしっかりと描かれているのもよかったです。劇中で描かれるCMも皮肉たっぷりで核戦争ゲームが販売されていたり、おじいさんが女の子を「1ドルで買うべ」という番組がどうやら人気番組っぽかったりして、無茶苦茶な未来像なのもフレッシュな面白さでした。 

　ロボコップとして犯罪者をぶっ飛ばしていく爽快感の一方、持ち主には逆らえ田舎での最後の最後にひっくり返すラストの爽快感の切れ味は問答無用のカタルシスでした。エンターテイメントとして超一級品の1作だと思いました。 

☆☆☆☆☆

鑑賞日: 2011/09/28 Blu-ray 2019/02/22 Amazonプライム・ビデオ　2024/07/22 Amazonプライム・ビデオ