映画【アナと雪の女王2】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 エルサの手から氷を出す能力と両親の死の謎に迫る前作の主人公たちの話。

●感想

 エルサの手から氷を出す能力と両親の死の謎に迫る前作の主人公たちの話。

 妹のアナによって心が解放されたはずの姉エルサにだけ謎の歌声が聞こえてきて、むかし父親が話していた魔法の森へ向かって、エルサがなぜ氷の能力が使えるようになったのかという謎解きの冒険の旅がメインで、ミュージカル映画にアドベンチャー要素が加わって、前作とテイストが少しだけ変わっていて、それに安定の楽曲の良さ、映像の綺麗さとディズニークオリティを見せつけてくれて圧巻の100分でした。

 明確なカタキ役が存在せずに前作からの主人公たちの関係性で話を見せていくのでファミリー映画としても安心の作風でした。姉妹の絆の深さ、クリストフはアナへのプロポーズをどうするのか? オラフは相変わらずマイペース。

 ただ話が個人的には飲み込みにくくて、冒頭でお父さんが一気に人間と魔法の森の関係を説明したり。いたずら好きな風の妖精、可愛い姿をしたトカゲのような火の妖精、馬の姿をした水の妖精、巨大な岩の土の妖精を繋ぐ存在として自分があるのが能力の意味とかおじいさんと魔法の森の関係やオラフが「水は記憶している」という大事なキーワードと繋がっていたりと。一体何が起こっているのか、目の前で起こるダイナミックなアドベンチャー要素で楽しかったですが、終始何をして今ここにいるんだっけ? と物語の目的を見失うところが多かったです。

 とはいえ、近年のディズニー映画らしいダイバーシティへの寛容さやダブルヒロインのバランスの良さなどさすがの出来のディズニー映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2019/12/29  シネマサンシャイン平和島

監督ジェニファー・リー 
クリス・バック 
脚本ジェニファー・リー 
原作ハンス・クリスチャン・アンデルセン 
出演(声)クリステン・ベル 
イディナ・メンゼル 
ジョナサン・グロフ 
ジョシュ・ギャッド
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