映画【素晴らしき哉、人生!】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 1人の人間が成長して思い悩んで自殺まで考えるけど、その人がいることで世界が成り立っていることを教えてくれる話。

●感想

 天使の中でも2級天使が1人の人間が自殺しそうなので、思いとどまらせるために頑張ろうとするところから始まり、その人間の幼少時代から見ていく構成が面白いです。星が喋ってる演出とか単純に楽しかったです。

 凍った池で弟が溺れて助けたことにより、片耳が聞こえなくなったり。バイト先の店長さんが薬を間違えてあわや大惨事のところを寸前で救ったり。ヒロインと出会ったり、父親の会社を継いで地元の小金持ちと対決姿勢になったり。このカタキ役がことごとく主人公の障害となって立ちはだかって憎々しく最高のカタキ役でした。

 奥さんと結婚して世界一周旅行の夢を持つけど、世界恐慌とかで自分のお金をみんなに貸したりと人のために行動する主人公。けれどおじさんが大事な会社の金を無くしてしまって、自分が逮捕される寸前のところまでいって悲観的になり家族にも怒りをぶちまけたりして自殺しようとする。ここからラスト30分で天使が主人公がいなかった世界を見せると、みんなギスギスしていて不幸になっていることを知って、主人公がいなかったらこんな大変なんだと。世界が元通りになって、今まで主人公が救ってきた人たちが主人公にお金を融通してくれて救ってくれるというだいぶ甘い映画でさすがのキャプラコーン映画であり、人間を信じることを教えてくれる素敵なクリスマス映画でした。

 これを言っては仕方ないことだと思いますが、主演のジェームズ・スチュアートさんが10代~20代を演じていますが、どう見ても40~50近くに見えるのがこの時代の映画らしい映画でした。

☆☆☆☆☆

鑑賞日: 2019/12/30 NETFLIX

監督フランク・キャプラ 
脚本フランセス・グッドリッチ 
アルバート・ハケット 
フランク・キャプラ 
原作フィリップ・ヴァン・ドレン・スターン 
出演ジェームズ・スチュアート 
ドナ・リード 
ライオネル・バリモア 
トーマス・ミッチェル 
ヘンリー・トラヴァース 
ビューラ・ボンディ 
ワード・ボンド 
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