●こんなお話
記憶がゴチャゴチャの主人公が恋人や親友の関係がわけわかめになってる話。
●感想
毎朝同時併走する電車で同じ時間同じ車両にいるヒロインに恋心を抱く主人公。という冒頭でそこから脳科学を研究する主人公や同僚の親友の日常が描かれて、親友の恋人を紹介されて…と始まったと思いきや、目覚めると親友の恋人だったヒロインが主人公の恋人として生活が始まって、と。意味ありげな描写がスタートから続いて見ているこちらを混乱させる作りになっていました。
それでサスペンス要素が高まれば面白いのですが、この映画では終始、人間関係が行ったり来たりするのを何の脈絡もなく交差させるのでただただ混乱させる作りだと思いました。それで面白くなっていれば全然いいとは思いますが、終始登場人物たちは暗くボソボソと話しているだけで面白さを感じるのが難しかったです。
主人公はヒロインが自分の恋人なのか親友の恋人なのかと悩むと失神しちゃって、また別の話が始まって、と終始思わせぶりな描写が続いてラスト20分くらいで種明かしがありますが。その真相も正直なんじゃそりゃレベルだったと思います。いきなりの親友の研究の結果発表も謎でそれが明かされたところで見ているこちらに驚きや面白さは特にあるわけでもなく、ヒロインが主人公を監視して…という流れも無理がありすぎでついていけなかったです。
もうちょっと見ている観客側を引っ張る何かを感じさせてほしい映画でした。
☆
鑑賞日: 2019/12/18 DVD
リンク
監督 | 森義隆 |
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脚本 | 一雫ライオン |
原作 | 東野圭吾 |
出演 | 玉森裕太 |
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吉岡里帆 | |
染谷将太 | |
筒井道隆 | |
美村里江 | |
清水尋也 | |
水間ロン | |
石田ニコル | |
田口トモロヲ |