映画【ホットロード】感想(ネタバレ)

hotroad
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●こんなお話

 母親と上手くいってない女子高生と暴走族の少年がそれぞれの問題を突破しながら好き好きになっていく話。

●感想

 三木監督らしい少女マンガの実写化らしい繊細な描写に湘南の映像が綺麗でそれを見てるだけでも惹きつけられていく映画でした。そして能年玲奈さんの魅力全開で能年さんのアイドル映画としても成功していると思いました。

 けれども、主人公2人はそれぞれ居場所が見つけられず悩んで支えあっていくという映画ですが。最初から最後まで嫌いな時も悩むときも仲良いときも敵と喧嘩するときも怪我するときも同じような演出で同じペースで続くので、120分長く感じて退屈でした。
 主人公のいきなりビンタして気まずい出会いがあり、けど気になってるのか仲良くなって行く。一体いつ仲良くなったのかわからなかったです。「ぶっ殺すぞ」とか言ってたのに。

 男の子のほうは暴走族のアタマになるならない。ライバルの族との戦いがあったりして、これも正直どうでもいいと思ってしまう感情移入しにくかったです。暴走族の皆さんがみんな韓流スターみたいなイケメンさんぞろいななのが勉強になりました。
 主人公は母親が新しい恋人と仲良くしてるのが許せない。そこで家出したりなんなりして、ここら辺も孤独とさびしがり屋の違いってなんだろう? とか入り込めなかったです。

 序盤から2人のことに感情移入できないため結構きつい120分でした。原作ファンや10代の方たちだったら感情移入できるのかな? と思いながら見てました。
 感情移入できなくとも暴走族ってこういうことするんだ、とか。ケータイのない時代の恋愛ってこうなんだ、とか。どこかしらに興味持てる部分があったらもっと面白いと思いました。

 ホットロードってどこだったんだろう? 朝からカニ食べるって凄いカップルだなって驚く映画でした。

☆☆

鑑賞日: 2014/08/17  TOHOシネマズ南大沢

監督三木孝浩 
脚本吉田智子 
原作紡木たく
出演能年玲奈 
登坂広臣 
木村佳乃 
小澤征悦 
鈴木亮平 
太田莉菜 
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