●こんなお話
車いす生活の主人公と彼を支えたボランティアの話。
●感想
車いす生活を大学生の主人公目線で紹介する序盤からボランティアの大変さ、彼らの軽い恋愛、夢をあきらめないなど描き、こういう映画でありがちな感傷的感動的なお涙ちょうだいの大仰な演出などないのも好感のもてる映画でした。
医者は病院で仕事を終われば帰れるのに自分は帰れないのはおかしい。天上の穴を見続ける人生は嫌だと自宅でボランティアの介護を受けて生活している主人公。わがままを言うのは気を遣ってしまいそうですが、主人公はそんなこと言っている場合ではないのでどんどんとわがままを言っていく。彼を助けるボランティアたちですが、それに疑問を持つのが大学生のヒロインで「障害者なら何してもいいのか」と最初は問題提起していきますが、しだいに感化されていく。
このヒロインが主人公を認めていく過程がどうも納得できるものは特になく。牧場的なところで安っぽいライブを一緒に見てシモの世話を失敗したら、もうボランティアにやる気になっていくモンタージュになってというのがついていけなかったです。それに、主人公のわがままとかも大泉洋さんの日頃のキャラクター、パワーで主人公をコミカルに描けているので障害者の生活の現実とかがぼやけてしまっているのではないかと思ってしまうところもありました。それにタイトルもちょっとダサいのがいただけなかったです。
とはいえ道徳の教科書みたいな映画で学校の授業とかで見るといい映画だと思いました。
☆☆☆
鑑賞日: 2019/10/12 Blu-ray
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| 監督 | 前田哲 | 
|---|---|
| 脚本 | 橋本裕志 | 
| 原作 | 渡辺一史 | 
| 出演 | 大泉洋 | 
|---|---|
| 高畑充希 | |
| 三浦春馬 | |
| 萩原聖人 | |
| 渡辺真起子 | |
| 宇野祥平 | |
| 韓英恵 | |
| 竜雷太 | |
| 綾戸智恵 | |
| 佐藤浩市 | |
| 原田美枝子 | 

  
  
  
  

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