映画【コンカッション】感想(ネタバレ)

concussion
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●こんなお話

 アメリカンフットボール選手が頭を強打するのが原因で精神を病んで自殺しちゃうことを暴こうとするナイジェリア人医師の話。

●感想

 丁寧に真摯に作られていてスポーツ選手が頭をぶつけて、それが原因で病気になるというのを発表するけど。アメリカンフットボールはアメリカの一大娯楽産業なので、当然主人公は潰されそうになる困難に立ち向かうというのを静かな映画の中で、困難を突破しようとする主人公を応援できる映画でした。

 が、主人公は解剖してフットボール選手に謎の病気があるぞと判明しますが、それだけでフットボール選手が自殺してくれないと次に進まないので、葛藤や対立のドラマとして基本弱い映画でした。そのため、主人公が特に何もせず。選手の自殺待ちになってしまっているのが面白みに欠けると思いました。

 それに主人公は全くアメフトのことは知らないまま否定しているようにも思えてきてしまいました。主人公はアメフトを否定しているのではなく事実を知りたいみたいなことを言っていましたが、アメフトに対しての愛が感じられないのも問題でした。アメフトがなぜアメリカで愛されているのかとか少しでもいいから映してほしかったです。

 とはいえ、こういった激しいスポーツにリスクはつきものとアメリカ人はわかってないのかなと勉強になれる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2017/05/01 DVD

監督ピーター・ランデスマン 
脚本ピーター・ランデスマン 
ジャンヌ・マリー・ラスカス 
出演ウィル・スミス 
アレック・ボルドウィン 
アルバート・ブルックス 
デヴィッド・モース 
エディ・マーサン 
ググ・バサ=ロー 
ルーク・ウィルソン 
アーリス・ハワード 
ポール・ライザー 
アドウェール・アキノエ=アグバエ 

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