●こんなお話
いろんな人の夢に登場して夢インフルエンサーになったと思ったらキャンセルカルチャーをうけたりする教授の話。
●感想
プールの掃除をしている主人公とそばで本を読んでいる娘。空から鍵が落ちてきてびっくりする娘だけど主人公は無反応、しかも娘が空に飛んでいくところで、それが夢だということがわかる。
主人公は大学教授でシマウマの擬態の話をしていて退屈そうに学生たちが授業を受けている。お店とか学生とかから主人公のことを見た、デジャヴだとコソコソ話をされて、どうやら自分がいろんな人の夢に出てきているらしい。同僚の奥さんとかも見たり、主人公の写真を見せたら「まさにこの人が出てきた」となったり。
部隊を見てたら元カノと再会して彼女も主人公の夢を見たということで朝食を一緒に話したりして、一躍話題の人となって。主人公は論文を発表して有名になりたいらしいけどなかなか書かない。同僚と話をしているけどその人が自分のアイデアを盗作するのではないかと疑ったり。
夢の中で何もしない主人公、という話ばかりだけども主人公とセックスしたという広告代理店の女性と知り合って彼女の家に行って、夢と同じ状況を再現しようとする女性だったけど主人公は動揺して飛び出す。
すると世間で夢を見る人たちが主人公に殺されたり暴力を振るわれたりして、みんなおびえて授業に出なくなったりして、心療セラピーみたいなので学生たちを治療しようとする授業をするけど拒否されて、学長から学生たちが不安だからと授業を休むように言われたり、車に落書きされて怒ったり。奥さんも旦那さんのことで仕事がキャンセルになったり。娘の発表会も保護者からクレームが来たということで見に来ないように言われてフラストレーションMAXの主人公。謝罪動画を出すけど言い訳ばかりで全く謝罪になっておらず、家族ドン引き。レストランで朝食を食べてても他の客からのクレームで退店を促されてキレて客と揉めて殴られたり。発表会に乱入して押し問答で先生をケガさせてみんなパニック。
家族と別居してフランスで出版イベントをすることになる主人公。世間では夢に登場しなくなって忘れ去られる主人公。他人の夢に入れて広告とか宣伝ができる世界になっていて、主人公もそれを使って奥さんの夢に入って奥さんと仲良くしているところでおしまい。
ネット社会で盛り上がってバズる、とか。それが一気に逆転してキャンセルカルチャーで攻撃されて人生振り回される主人公を夢に出てきて勝手に盛り上がって勝手に悪意を受けるというニコラス・ケイジを見られる1作でした。
ただ話の盛り上がりみたいなものはなくて淡々と1つ1つのシーンがまあまあ長くて、ボーっとしてしまうところもあって全体的には退屈に感じてしまいました。
☆☆☆
鑑賞日:2024/12/01 イオンシネマ座間
監督 | クリストファー・ボルグリ |
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脚本 | クリストファー・ボルグリ |
製作 | ラース・クヌッセン |
アリ・アスター | |
タイラー・カンペローネ | |
ジェイコブ・ジャフケ | |
ニコラス・ケイジ |
出演 | ニコラス・ケイジ |
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リリー・バード | |
ジュリアンヌ・ニコルソン | |
ジェシカ・クレメント | |
マイケル・セラ | |
ティム・メドウス | |
ディラン・ゲルーラ | |
ディラン・ベイカー |