ドラマ【THE PENGUIN-ザ・ペンギン‐】感想(ネタバレ)ゴッサムの悪が目覚める!マフィア抗争から生まれたヴィランの誕生譚

The Penguin
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●こんなお話

 マフィアのボスが死んだので跡目争いをサバイブする主人公とかの話。

●感想

 ゴッサム・シティのマフィアのボスが亡くなったことにより、息子が跡を継ぐことになります。しかし、主人公はその息子に侮辱され、衝動的に射殺してしまいます。追い詰められた主人公は、車泥棒を試みていた若者と手を組み、遺体の処理に協力させます。

 やがて精神病院から出所したボスの娘・ソフィアが、新たな跡取りとして登場。主人公は彼女の運転手として働くことになりますが、兄の遺体を送りつけられたり、詰問されたりと、徐々に追い詰められていきます。

 主人公は自分が兄を殺したことを隠しながら、ソフィアや古参幹部、さらには別のマフィア一家との間で立ち回ります。しかし、やがて真相が暴かれ、逃走。敵対マフィアの息子とその母を拉致・殺害するなど、主人公の行動は過激さを増していきます。

 爆弾による暗殺未遂、母親の裏切り、信頼の崩壊——様々な困難に直面しながらも、主人公は最終的にソフィアを追い詰め、精神病院に送り返すことに成功します。そして、かつて仲間にした若者に対して「愛する者がいると弱点になる」と冷酷に語るラストが印象的です。

 力技で危機を脱する展開がやや唐突に感じられる場面もありますが、主人公の冷徹な変貌や、バットマンとの対立を想起させる悪役の誕生譚として、大変見応えのある一作でした。

☆☆☆

鑑賞日:2024/11/19 U-NEXT

監督クレイグ・ゾベル
脚本ローレン・ルフラン
製作総指揮マット・リーヴス
出演コリン・ファレル
クリスティン・ミリオティ
リンジー・フェリス
マイケル・ケリー
ショーレ・アグダシュルー
ディードル・オコンネル
ジェームズ・マディオ
スコット・コーエン
マイケル・ゼゲン
カルメン・イジョゴ
テオ・ロッシ
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