映画【アウトレイジ】感想(ネタバレ):最期に笑うのは誰だ?破門・復讐・粛清が繰り返される

OUTRAGE
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●こんなお話

 ヤクザ同士で内輪もめをしていく話。

●感想

 ヤクザの池元組長が本家から命じられ、兄弟盃を交わした村瀬組長の処遇をめぐる緊張から始まります。村瀬は自らの傘下である大友組に処理を任せ、大友組員が村瀬組のぼったくりバーに“わざと”引っかかりトラブルを起こします。一度は穏便に終わるものの、村瀬組の若頭が恨みを抱き、大友組員を拉致・殺害。結果として村瀬組長は歯科医院で大友に襲撃され、引退に追い込まれます。

 その後、大友組は某国大使館と結託し、麻薬・風俗・闇カジノなどで勢力を拡大。しかし、引退したはずの村瀬が麻薬ビジネスに関与していたことが発覚し、再び池元の命により村瀬はサウナで射殺されます。この行動に激怒した会長は、大友に詫びを求め、結果として大友は破門。

 怒りに燃えた大友は、闇カジノで池元を殺害しますが、報復により大友組は次々と粛清され、大友自身も命を守るために刑務所へ。そして最後は、会長と池元組の若頭が会長の若頭に射殺され、彼が新たなトップに就任しておしまい。

 作品は、スーツ姿の男たちによる暴力劇がスタイリッシュに描かれており、内ゲバの連鎖をどこかユーモラスに傍観できる独特の魅力がありました。

 一方で、北野作品特有のバイオレンス演出や、物語中盤以降のテンポ変化により、やや退屈に感じられる部分もあるかもしれません。

☆☆☆

鑑賞日:2010/12/05 Blu-ray 2024/11/10 Blu-ray

監督北野武 
脚本北野武 
出演ビートたけし 
三浦友和 
椎名桔平 
加瀬亮 
國村隼 
杉本哲太 
塚本高史 
石橋蓮司 
小日向文世 
北村総一朗 
中野英雄 
三浦誠己 
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