映画【密輸 1970】感想(ネタバレ)

●こんなお話

　海女さんが海底に沈んだ密輸品を引き上げる仕事をして、密輸業者とか海洋警察とかチンピラとかと揉める話。

●感想

　今日も海女さんたちが仕事をするけど、獲った海産物が全部使い物にならない。原因は海岸にできた化学工場らしく仕事にならない。

　そんなときに海底に沈められた密輸品を回収する仕事を海女さんチームの船長に話がふられて、仕方なくやることに。けど最初は上手く行っていたけど、内通者がいたのか警察に捕まってしまって主人公の親友だけ逃走。主人公は捕まってしまう。

　2年だか経って、主人公の父親の経営していた会社はチンピラに乗っ取られていて、裏切ったと思われる親友は街に戻って、密輸王とかチンピラとかと駆け引きして海底の密輸品を回収する仕事をやろうとして、主人公にも声をかけるけど最初は断る主人公。けど食べていくために仕事をやっていた仲間がサメに襲われて片足を失い、彼女の家族を養うためにも仕方なく密輸品の回収の仕事を引き受ける。

　海洋警察のリーダーが街にいる密輸王の存在をしって何やらあるぞとなって水商売の女性を脅して情報を聞き出したりして主人公たちの密輸を取り締まろうとするけど失敗したり。さらに実は全部金塊とかを横取りしようとしていて主人公たちを脅迫してチンピラとかとも脅迫して、回収しようとするけど海女さんたち水中で反撃していって…という。

　クライマックスの水中での沈めあいは、文字通り身体のみのアクションでチームプレーで男たちを沈めていく海女さんたちのスキルで突破していくのとかは面白く見れました。

　ただ騙し合い、コンゲームものとしては正直、後出しじゃんけん感いっぱいで「そうだったのかー」という驚き等は一切なくて、ただ実はこうでした実はこうでした、の構成もそれほどの驚きもなく。

　むしろいったん裏切ったと思った仲間が街に戻ってきて密輸王とかチンピラと交渉する会話劇とか正直ダラダラとしていて、なかなか話が進行せず全体的に退屈で眠気を誘う映画でした。

　この人にはテロップが入ってこの人には入らないんだと、戸惑うエンドクレジットの映画でした。

☆☆

鑑賞日:2024/07/15 イオンシネマ座間