●こんなお話
グッドガイ人形を見つけて手に入れた主人公と家族や友人がチャッキーに襲われる話。
●感想
主人公がガレージセールで手に入れたのは、あの「グッドガイ人形」。しかし、それはただの人形ではなく、殺人鬼チャールズ・リー・レイの魂が宿る恐怖の人形・チャッキー。やがて、主人公の父親が命を落とし、それを皮切りに、次々と友人の親たちも謎の死を遂げていきます。
主人公がどれだけチャッキーの存在を訴えても、大人たちには信じてもらえず、殺人の濡れ衣を着せられそうになりそうに。そこで、主人公たちは自分たちの手で事件の真相を突き止めようと立ち上がります。合間には、チャールズ・リー・レイが過去にいかに殺人を繰り返してきたのかという回想も描かれ、彼がより深く掘り下げられていきます。
父を失った主人公は、父の弟家族の家に身を寄せることになりますが、そこの息子とはなかなか打ち解けられず、家族内にも緊張感が走る。さらに、その家の母親はガンを患っており、治療に前向きな姿勢を見せた矢先、チャッキーによってビルから突き落とされてしまいます。
そんな中でも主人公は恋をし、恋人ができるのですが、その恋人の母親である刑事もまた、チャッキーの犠牲になってしまいます。一方、主人公の妹はチャッキーと仲良くなってしまい、混乱がさらに広がっていきます。
また、チャッキーの魂はある女性の体に憑依しており、その女性がたまに意識を取り戻して逃げようとする場面では、緊張感あるサスペンスも展開されます。さらに、過去にチャッキーと戦った少年が大人になって登場し、再びチャッキーとの対決に挑む姿も描かれ、シリーズファンには面白い展開。
クライマックスでは映画館での上映会にチャッキーが現れ、大勢を惨殺する騒ぎに発展。その一方で、主人公たちは別のチャッキーと戦っており、アンディは大量のグッドガイ人形を別の場所へと運び出して物語はおしまい。
子どもたちがチャッキーという恐怖に立ち向かう中で、最初は仲が悪かった子同士が次第に心を通わせていく様子は、ジュブナイル映画としても楽しめる要素が詰まっており、友情と成長の物語としても見どころがあります。また、シリーズ歴代キャストが次々と登場する点もファンには嬉しい要素で、続編への期待が高まる一本でした。
☆☆☆☆
鑑賞日:2024/06/25 Hulu
製作総指揮 | ドン・マンシーニ |
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脚本 | ドン・マンシーニ |
キム・ガーランド | |
サラ・アコスタ | |
マロリー・ウェストフォール | |
ハーリー・ペイトン |
出演 | ザッカリー・アーサー |
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ビョルグヴィン・アルナルソン | |
アリヴィア・アリン・リンド | |
テオ・ブリオネス | |
ブラッド・ドゥーリフ | |
カリーナ・バトリック | |
クリスティーン・エリス | |
デヴィッド・コールスミス | |
ジャナ・ペック | |
アレックス・ヴィンセント |