映画【誰かに見られてる】感想(ネタバレ):80年代のニューヨークを舞台に描かれる刑事ドラマ!女性たちが主役のサスペンスアクション

Someone to Watch over Me
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●こんなお話

 刑事が殺人の目撃者を護衛してたら男女の関係になって夫婦関係ピンチになっていく話。

●感想

 ニューヨーク市警の刑事として働く主人公は、愛する家族と穏やかな日常を送っていた。一方、裕福な暮らしをしている女性が華やかなパーティーに参加していたところ、男友だちが殺される現場を目撃してしまう。その場にいた犯人にも顔を見られてしまい、命の危険にさらされることになる。

 女性の警護を任された主人公は、彼女の豪邸に滞在しながら守ることに。外出禁止のはずが、彼女の希望でレセプションに同行することに。スーツのセンスがないと指摘された主人公は、彼女にネクタイや服を選んでもらう場面もあり、徐々に距離が近づいていく。レセプションでは一瞬の油断から殺人犯が現れ、女子トイレで彼女を脅すが、その後自首して事件は一旦終わったかに見える。

 しかし、取り調べの不手際を弁護士に突かれて犯人は釈放されてしまう。主人公は責任を感じて再び彼女のもとを訪れ、「守る」と誓って関係を深めてしまう。だが当然、妻にバレてしまい、主人公は家庭でも追い詰められていく。

 さらに追い打ちをかけるように殺し屋が豪邸に襲撃。同僚刑事が殺されるも、主人公が間一髪で撃退。その後、犯人が主人公の家族を人質に取り、「彼女を連れてこい」と脅迫してくる。

 命懸けで交渉に臨んだ主人公だったが、最終的に妻が隠し持っていた拳銃で犯人を撃ち、家族は助かる。事件が終わったあと、女性は主人公の家庭を見つめ、自ら身を引いて去っていく。

 ダメな刑事主人公に対して、女性たちのほうが冷静で行動力もあり、彼女たちが主導権を握る場面が多く印象に残る作品でした。舞台となるニューヨークの街には、スモークとギラついた照明が絶妙にマッチしていて、80年代らしいムードとビジュアルも楽しめる1本。

☆☆☆

鑑賞日:2024/01/08 DVD

監督リドリー・スコット 
脚本ハワード・フランクリン 
製作総指揮リドリー・スコット 
出演トム・ベレンジャー 
ミミ・ロジャース 
ロレイン・ブラッコ 
アンドレアス・カツラス 
トニー・ディ・ベネデット 
ジェームズ・モリアーティ 
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