映画【江戸最後の日】感想(ネタバレ)

Edo saigo no hi
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●こんなお話

 薩長軍が江戸城に迫って、勝海舟が無血開城に向けて幕府方と揉めたりしながら戦火を免れる話。

●感想

 江戸城に新政府軍が迫っているところを幕府側の使者の山岡鉄太郎が馬を走らせているところから始まって、江戸城では主人公の勝海舟が上様のために開城という意見を持っているけど、榎本武揚とかは反対。

 撃たれて負傷したり主戦論者の刺客に襲われて説得したりしつつ新政府軍が迫ってきて、主人公は西郷隆盛に会いに行って帰ってきて江戸城開城の条件をつきつけられる。幕府軍の兵隊たちは開城に納得できずに逃亡するのを説得したりする主人公。徳川慶喜に事の顛末を報告して、最後に主戦派の榎本武揚のもとへやってきて感心させて、とうとう開城しておしまい。

 製作年数が日米開戦の年なので仕方ないですが、単純に音声が聞き取りにくくところどころ何話しているのかわからないところがあるのが残念ですが、その分集中して見れて主演の阪東妻三郎さんの軽妙なお芝居を楽しんでみることができました。

 話自体はそれほど大きな動きはなく、新政府軍がやってきたので幕府側の主戦派を抑えつつ新政府軍と交渉して最後に将軍様にも報告して江戸城開城しておしまいというだけの70分。あいまあいまに主戦論者からの刺客に襲われたりが2回くらいあるだけで引っ張っていく構成で興味がないとなかなかつらい時間だと思いますが、歴史好き幕末好きにとっては楽しいと思える1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/10/26 Amazonプライム・ビデオ

監督稲垣浩 
脚本和田勝一 
原作吉田絃二郎 
出演阪東妻三郎 
原健作 
志村喬 
柳恵美子 
尾上菊太郎 
戸上城太郎 
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