映画【ケイコ 目を澄ませて】感想(ネタバレ)

Small,-Slow-but-Steady-(2022)
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●こんなお話

 ボクサーとジムの人たちの話。

●感想

 ボクシングジムの日常から始まって、試合をする主人公、何とか勝って勝利者インタビューを受けたり、家に帰ると弟とその彼女がいて会話したり母親に祝われたり。

 ジムではトレーナーがいろんな人にトレーニングをつけたり、会長が見守ったりしつつ。病院で検査を受ける会長。ジムが閉鎖する噂を聞いてやめる選手がいたりするけど、みんな平常運転でトレーニング。主人公もいつもの道を往復してジムに通う。けどジムの閉鎖が決まり、選手の新しいジムを探すトレーナーや会長。綺麗なジムで主人公を招いてくれるけど主人公は家が遠いからと断って、怒るトレーナーたち。

 母親にいつまでボクシング続けるのと心配されたりして、会長に辞めたいと手紙を書いて渡そうとするけれどなかなか渡せない。そして会長が脳梗塞で倒れてトレーナーや選手たち動揺する。けど試合に集中してトレーニングして、いざ試合してそれぞれの場所で応援する家族や会長、けど負けちゃう主人公。

 そして今日も河原でランニングしている主人公。でおしまい。

 耳が聞こえない主人公とその家族やボクシング関係者たちのリアルに見える世界観が堪能できました。それにボクシングの音が響く、というのが気持ちがいいと確認させてくれる作品でよかったです。 

 ただドラマチックに描くわけでもなく静かにボクシングの音だけが響くだけでそれがドラマになる作品で静かに感動できるとは思いますが、特に何も起こらず散文的なもので好みはわかれそうな作品でした。

☆☆☆

鑑賞日:2023/06/07 Amazonプライム・ビデオ

監督三宅唱 
脚本三宅唱 
酒井雅秋 
原案小笠原恵子
出演岸井ゆきの 
三浦誠己 
松浦慎一郎 
佐藤緋美 
中原ナナ 
足立智充 
清水優 
丈太郎 
安光隆太郎 
渡辺真起子 
中村優子 
中島ひろ子 
仙道敦子 
三浦友和 
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