映画【デッドプール】感想(ネタバレ)

deadpool
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●こんなお話

 人体実験で不死身の力を手に入れた男のリベンジの話。 

●感想

 カメラに向かって話しかけて、ずーっと喋り続ける主人公のキャラクターが面白くて、そのキャラクターの今までにない面白さで魅せていく作品でした。 

 ただお話自体は自分をこんな身体にした相手に復讐するという何の目新しさもないストーリーで特に面白さを感じることができなくて、残念でした。主人公がやってることも自分の愛する恋人を救うという王道なものなので、自分自身の正義の為だけに動くキャラクターとかでもないので、そこらへんもキャラクターとしての面白さがなかったです。 

 アクションシーンも冒頭から激しいものがありますが、ガチャガチャしていて何が起こってるのかわかりにくかったです。そして話は2年前にさかのぼって、主人公がどういう経緯でデッドプールになったのかを描いていきますが、この本編が退屈でした。元特殊部隊の男の仕事があって、ヒロインと出会って好き好きになって、末期がんになって、謎の組織の人体実験があって…。と冒頭のアクションとかのスピード感から一転して停滞しているように感じました。 

 その過去が描かれ終わってからは、ヒロインが誘拐されてその救出というわかりやすい展開になるので、そこからまた楽しい時間になりました。ただ仲間になるロシア訛りの男とか子どものファイヤーする女の子も派手だし楽しいですが、「いったい誰?」状態なので、背景がわからず何が起こってるのかわからないので、その場のノリだけを楽しむ感じだったのが残念でした。 

 とはいえ、異色のヒーローとして楽しい映画でした。

☆☆☆

鑑賞日: 2016/06/02 チネチッタ川崎  2017/01/14 Blu-ray

監督ティム・ミラー 
脚本レット・リース 
ポール・ワーニック 
出演ライアン・レイノルズ 
モリーナ・バッカリン 
エド・スクライン 
T.J.ミラー 
ジーナ・カラーノ 
ブリアナ・ヒルデブランド 
レスリー・アガムズ 
カラン・ソーニ 

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