映画【デリバリー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 お客さんのどんな注文でも受けるデリバリーピザのバイト君たちと店長とお客さんの話。

●感想

 お客さんの抽象的な注文にも答えるピザ屋さんが舞台で配達のバイトくんたちが出会うお客さんとのエピソードと店長とシェフの過去とが描かれていきます。

 イケメンの配達員がホテルに行って女性のお客さんに誘われて話を聞くけど、不倫のすえに銀行のお金を横領して逃走する直前だけど、相手の男性がお金を手に入れた途端、態度が変わってしまったので。配達員と一緒に逃げないかと誘ってくる。トイレにいたら相手の男性がやってきたと思ったら男性と一緒にいた女性がいきなり拳銃を持ちだしてその場にいた人間を射殺。隠れていた配達員に「何も見なかったことにして」と言って立ち去る。

 2話目はヤクザと汚職警官の取引現場に配達に行った配達員が直前に警察に強制的に盗聴器を仕掛けるように言われて怯えながら仕掛けられるのかどうなのかという。なんとか仕掛けたと思ったら、ヤクザに気に入られてその場に残るように言われたら、取引で揉めて拳銃を向けあう。そして警官も突入してきてみんな撃ちあう【トゥルー・ロマンス】な銃撃戦。

 3話目はカップルの家に配達に行ったら女性の様子がおかしいことに気付いて、「助けて」とメッセージを受け取って、部屋に戻ったら男がストーカーでナイフで刺してきて女性を連れて逃げてのチェイスがあったり。結婚式会場で女性を救出する話。

 そして最終話は店長の少女時代に父親が銀行強盗帰りの待ち合わせ場所で仲間に裏切られて射殺される。何とか隠れて助かる主人公。生き残った仲間を助けて2人でリベンジしようと決意する。そしてそのリベンジ相手がオリジナルで注文してくるピザを受けるために今のピザ屋を経営していることがわかる。そしてとうとうその注文が入って、配達員も協力してくれるとのことだけど、主人公1人で乗り込んでいく。銃を片手にピザを渡そうとするけれど、相手に気付かれて逆に射殺される。けど防弾チョッキ着ていてケチャップでごまかしてましたという作戦。時限爆弾のピザを渡していて相手爆死。心配する従業員たちのもとに戻ってきて笑顔で電話を受ける主人公。

 どんな注文でも作れちゃうというシェフがいるという難易度の高いピザ屋さんが舞台で短編が描かれるという連続ドラマのような作りでした。そして銀行強盗直後に自分の娘を待ち合わせ場所に連れていく銀行強盗ってどういう人たちなんだろうと思ってしまいますが、血まみれの銃撃戦が突然出てくるのとかびっくりの展開がよかったです。

 エンドロールで登場人物全員の紹介やデッドと死んだことまでわかる親切設計のテロップが楽しい1本でした。

☆☆☆

鑑賞日:2022/09/05 U-NEXT

監督室賀厚 
脚本室賀厚 
製作総指揮柏原寛司 
出演鈴木つく詩 
長濱慎 
藤田富 
寺中寿之 
小沢仁志 
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