●こんなお話
殺し屋がターゲットの少女を殺せずに逆に彼女を守りながら悪人退治する話。
●感想
豪邸でくつろぐ夫婦が射殺されるオープニングから始まり、主人公が何やら少女を見つめていて、彼女を狙うはずが彼女を助けることになって組織から狙われるという。
よくある定型文のような展開で凄腕の殺し屋のはずなのに、自分と同じ子供と同じ年頃のターゲットというだけで殺しができないという。あまり凄腕の殺し屋ではないのではないのだろうかというスタートですが、アクションシーン自体は迫力あって見せ場として楽しかったです。激しい銃撃戦が迫力ありました。
少女を救って組織から狙われて、自身は麻薬中毒という設定ですが。その麻薬中毒という設定もあまり効果があるように思えず、少し「う~」と苦しむくらいで特に麻薬中毒だから大変とかそういうカセとしての機能はなかったように思えます。
殺し屋から狙われながらヨーロッパを移動して観光映画としては面白かったです。いろんな土地を堪能できることはできました。
少女と旅をして少女から父のリベンジを依頼されるけど、断ったら。少女が敵のボスのもとに単身乗り込み拳銃を突きつけるけど失敗。内通しているFBI捜査官に金の隠し場所を聞いてきて怪しいとなって実はFBI捜査官も敵だったとなったり。
主人公はとらわれた少女を救うためにボスがパーティーを開いている会場に乗り込んであっという間にボスの目の前に現れて地下で銃撃戦になるのとかも、警備がゆるゆるすぎて盛り上がりに欠けるクライマックスでした。敵が飼っている怖い犬とかも人を襲うという紹介があったのに、あまり関係なのとかも残念。ボスの息子がアーチェリーがへたくそという伏線が最後に出てくるのとかは笑えました。
クライマックスでの撃ちあいで結果、娘さんが撃たれて主人公も撃たれてピンチというところで少女が殺人を犯して終わり。というのも気持ちがよくないまま終わるアクションエンタメでした。
とはいえ、90分さくっと楽しめる映画だとは思いました。
☆☆☆
鑑賞日:2022/05/16 Amazonプライム・ビデオ
監督 | ジョナサン・モストウ |
---|---|
脚本 | ジョン・ブランカトー |
マイケル・フェリス |
出演 | サム・ワーシントン |
---|---|
オデイア・ラッシュ | |
アレン・リーチ | |
エイミー・ランデッカー |