映画【フォービドゥン 呪縛館】感想(ネタバレ)

The Disappointments Room
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●こんなお話

 田舎の家に引っ越してきた一家の奥さんが何か悪夢見たりして悩む話。

●感想

 家族で車で引っ越し中のところから始まり、新しい住居のお屋敷にたどり着く。さっそく雨漏りしたりしてリフォームが大変そう。

 その家に来たら呪われるものとして主人公が幻覚を見たりして自分がおかしいのかこの土地が呪われているのか悩んでいく。

 ホラー表現描写はそれほど怖くないのが痛くて、庭を歩くと茂みがザザザと動いて「何かいる!」と驚いたり、夜に外でタバコを吸っていると家のライトがついたので、その場所へ行くと開かずの部屋みたいなのがあってそこに閉じ込められたり。そして開かずの部屋で男性や子どもの幽霊みたいなのを見たりしてびっくり、とか。

 話が進むにつれて主人公には子どもが1人いますが、その下に娘さんが昔いたらしくて今はもういないという悲しい過去があることがわかっていきます。それについて旦那さんとも溝がある様子。

 あとは、雨漏りがするので業者を呼んだらイケメンの若者で旦那さんが出張中に修理に来る。この若者とのやりとりが妙に不倫もの風な距離感で、そういう方向に話が行くのかと思いきやそれほどでもなく。あの距離感は一体なんだったのかという演出でした。

 家の過去に何やら障害のある子どもを家に閉じ込めていた家族がいて不幸があったらしいことが文献とか新聞で判明していって、それを調べる老女が出てきますが。その老女も調べるシーンが時間かけて描く割にはそれだけで本筋に全く絡まないので、ただ時間の無駄に思えてしまうキャラクター。

 主人公がおかしくなっていって自分の息子も傷つけてしまうかもしれないという恐怖みたいな流れになって旦那さんもドン引き。

 とかになっていったら、クライマックスでは開かずの間で過去にあった殺人事件のビジョンを見る主人公。そしてこの家を引き払い引っ越しをして屋敷を見ながら去っていくという。

 ケイト・ベッキンセイルさんの美貌で90分楽しめましたが、正直、家の過去にあった殺人事件についてとかこの土地歴史の悲劇みたいなもものも伝わらず。主人公がおかしくなっていく不気味さ怖さもまるでなく、一体何を見せたかったのかちょっと難しい映画でした。

☆☆

鑑賞日:2022/03/20 Amazonプライム・ビデオ

監督D・J・カルーソー 
脚本D・J・カルーソー 
ウェントワース・ミラー 
出演ケイト・ベッキンセイル 
メル・ライド 
ダンカン・ジョイナー 
ルーカス・ティル 
ミカエラ・コンリン 
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