●こんなお話
ホワイトウォーカーとの決戦のためにみんなが集まってきたり、決戦後再び内輪もめになりそうになったりする話。
●感想
ウィンターフェルにジョンとデナーリスが軍隊を引き連れてやってくるところから始まって、各キャラクターが集合して再開する。そしてとうとうホワイトウォーカーとの決戦があって、サーセイとの争いから民草のためにどういう行いをするのか正しいのか悩むという。
ここまで長い長い道のりを突破してきた主人公たちが再会していく序盤からシリーズファンから盛り上がる展開が最高でした。そしてジョン・スノウの血筋が明らかになって、周りは彼が正当な継承者であることが判明して推そうとするけれど本人は女王に仕えると辞退。けどデナーリスがそれを知ってそわそわし始める。
基本、このジョンが王位に就くか就かないかで周りがどうするのかというドラマと全6話のうち3話目がホワイトウォーカーとの決戦で1番の見せ場、スペクタクルになっていました。最初の2話が準備で特に2話目が決戦前の静けさを描いていて、各キャラクターが今夜死ぬかもしれないという覚悟のもと過ごしていく様子が感動的でした。そして当然、合戦シーンは1時間以上戦闘シーンが続いて激しかったです。
ただこの盛り上がりどころの決戦が画面が暗くて何が起こっているのかわかりにくくわちゃわちゃとしているうちに終わっていくようで、少し盛り上がりに欠けました。今までのキャラクターに見せ場があり退場していく様子を感動したいのにできないのが歯がゆかったです。とはいえ、シオン・グレイショイのブランを守るための戦いとか感動的で夜の王の前に突っ込んでいく姿は涙なくして見られなかったです。これだけ強そうに登場していたホワイトウォーカーの親玉をやっつけると簡単に他のしもべたちが崩れるという設定とかも都合よすぎではないのかと感じてしまいました。そもそも人間たちの作戦がイマイチどういうものだったのか伝わってこず、最初からピンチの連続にしかみえなかったです。それに森に隠れたブランが一体何をしたかったのかよくわからなかったです。とはいえ圧倒的物量で攻めてくる攻城戦として凄かったです。
3話目が動的な盛り上がりクライマックスの話だったのか、それ以降はとうとう王座を巡ってキングスランディングへ乗り込んでいって攻めるのか降伏するのかという流れ。一気に収束していく感じで次つから次に各キャラクターが退場していったりして駆け足な印象でした。それにデナーリスがあまりにも急変してしまって、最初のころ奴隷を解放していたデナーリスはどこ行っちゃったんだろう? という。
暴走しているように見える女王にどうするのかジョンという流れ。ジョン・スノウがもやもやするくらい律儀というか馬鹿正直みたいな行動で周りが困っちゃう。
そしてもろもろ決着がついていってあれだけ誰が座るのか争っていた玉座を民主的に決着つけて、スターク家の兄弟たちがそれぞれの場所で生きていくという。
今までのシーズンを含めて壮大な物語で素晴らしいドラマシリーズでした。
☆☆☆☆☆
鑑賞日:2021/12/08 Amazon・プライムビデオ
製作総指揮 | デヴィッド・ベニオフ |
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D・B・ワイス | |
原作 | ジョージ・R・R・マーティン |
出演 | ピーター・ディンクレイジ |
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エミリア・クラーク | |
キット・ハリントン | |
メイジー・ウィリアムズ | |
ニコライ・コスター=ワルドウ | |
レナ・ヘディ | |
ソフィー・ターナー | |
アイザック・ヘンプステッド=ライト | |
リーアム・カニンガム | |
イアン・グレン |