●こんなお話
寅さんのもとへ実のお母さんが訪ねてきて揉めたり、青森から来た少女と出会っていい感じになる話。
●感想
冒頭は集団就職する若者たちを見送る寅さん、おばあちゃんたちと一緒に見送った後にその汽車に乗るんだったと大騒ぎから、テーマ曲どん。1971年制作当時でも集団就職ってあったんだという勉強になるスタートでした。
ミヤコ蝶々さん演じるお母さんがとらやにやってきて寅さんを探すけど、入れ違いになる。ミヤコ蝶々さん再登場でした。ここで母親に「自分は結婚する」という手紙を寅さんが出してしまって、そのお嫁さんに会いに来たお母さん。ここで周りのみんなが「寅さんが1年前に入れ込んでいた女性は…」と過去シリーズのヒロインの名前が挙がって寅さんの華やかな女性遍歴で驚きでした。
お母さんと会う会わないでとらやのメンバーと揉めて、結局会いに行ってここでも揉めてたり。ラーメン屋で少女と出会って彼女を青森まで送ってあげるけど、「困ったらとらやへ行きな」の一言でその子がやってきて、そこで働こうと寅さんが世話するけど、なんやかんや寅さんが断りを入れちゃって。今作ではそのマドンナが寅さんに好意を持って、寅さんの方がタジタジになるという。けどやっぱり青森から田中邦衛の先生が迎えに来ちゃってあっという間にいなくなってしまう。それに落ち込んで自殺をほのめかす手紙をのこして立ち去る寅さん。そしてさくらが青森まで探しに行って…。
とらやのもとに帰ってくるのも普通には帰らず行ったり来たりして喧嘩して、働いている人たちを小ばかにして喧嘩してというイメージ通りの寅さんが見られて面白かったです。
ラスト数分まで寅さんが自殺しちゃったのではないかというダークなまま終わるのかなと思いきや、そこから一転して明るく終わっていくのもよかったです。
☆☆☆☆
鑑賞日:2021/08/16 NETFLIX
監督 | 山田洋次 |
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脚本 | 山田洋次 |
朝間義隆 | |
原作 | 山田洋次 |
出演 | 渥美清 |
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倍賞千恵子 | |
森川信 | |
三崎千恵子 | |
前田吟 | |
太宰久雄 | |
笠智衆 | |
榊原るみ | |
柳家小さん | |
ミヤコ蝶々 | |
田中邦衛 | |
犬塚弘 | |
光本幸子 |