●こんなお話
何やら奪われたら世界征服されそうなアイテムを奪い合う元ギャングの私設世界警察たちの戦いの話。
詳しいあらすじ解説はMIHOシネマさんの映画ブログから
●感想
このシリーズの特徴であるファミリーのためならという登場人物たちの行動の動機のわかりやすさの一転突破は相変わらずで、ここまで突き抜けてると伝統芸能を見ているかのような気持ちにさせてくれました。そしてこれまたシリーズの特徴である過去シリーズの登場人物の出たり入ったりっぷりも楽しかったです。
某国の独裁者の息子が衛星とかを牛耳るだかなんだか世界征服されそうになるので、平穏に暮らしていた主人公がファミリーにその陰謀を阻止するように依頼させる。主人公は1回断るけど、当然すぐ次のシーンでファミリーと合流して守らなければいけないアイテムが墜落した場所へ。
その元ギャングだったのに私設のワールドポリスとなった主人公たちが世界を股にかけて戦うスパイ映画らしい世界各国の映像が見られる楽しさがある作品でした。
それと重要な要素を占めるのが、主人公とカタキ役の主人公の弟との父親を巡る因縁が描かれていきます。個人的にその回想が結構長いこと描かれますが、それが兄弟げんかの説明で世界を股にかけるスパイ映画的な面白さとは全く別のところで繰り広げられるので退屈な時間が多かったです。それにハチャメチャなアクションシーンの数々もありますが、これも過去シリーズで食傷気味でクライマックスの磁石を使って大量の車がゴミみたいに破壊されていくのとか凄すぎて笑えて来ますが、それくらいで他のアクションは散漫な印象で肝心のド派手アクションを楽しむことができなかったです。
いろんな都市を巡る面白さがありますが、お話自体は各キャラクターが散らばって同時進行で進む構成も鈍重に感じてしまい、しかもアクションも荒唐無稽さが突き抜けて笑えますがもはやどうでもよくなっていくというもので主人公たちが全くピンチに見えないといのうがシリーズの派手さが倍増していくという一方、ばかばかしさも倍増していくという。それが笑えて楽しいっちゃ楽しいですが。
そして女性たちが東京でラーメンを延々とちょんちょんと割りばしでつつくだけで延々に食べないのが気になる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2021/08/17 TOHOシネマズ川崎
監督 | ジャスティン・リン |
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脚本 | ダン・ケイシー |
ジャスティン・リン | |
原案 | ジャスティン・リン |
アルフレッド・ボテーロ | |
ダン・ケイシー |
出演 | ヴィン・ディーゼル |
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ミシェル・ロドリゲス | |
タイリース・ギブソン | |
クリス・“リュダクリス”・ブリッジス | |
ジョーダナ・ブリュースター | |
ナタリー・エマニュエル | |
サン・カン | |
ヘレン・ミレン | |
シャーリーズ・セロン | |
カーディ・B |