映画【バートン・フィンク】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 劇作家がニューヨークのホテルで奇妙奇天烈な体験をする話。

●感想

 前半はひたすら独特の間と会話で進んでいき、クライマックスで一気に加速する不思議な映画でした。

 どこからが現実でどこからが夢なのか、その境目がはっきりとわからないため。不条理に進んでいくだけのような話でついていくのに必死でした。

 いや~な感じではがれる壁紙だったり、暑苦しい映像だったり。膿がもれる耳垂れだったり。不快なイメージが全編を覆っていて、コーエン兄弟の雰囲気らしい映画だと思いました。

 出てくる登場人物がみんな怪しかったりと、神経を100分間集中させてみる。まさに映画。な話で、面白かったです。

 ですが、いかんせん殺人事件が起きるまでが中盤と、ちょっと前半が退屈に感じてしまいました。
 クライマックスの炎のホテルのテンションが素晴らしかっただけに、前半の退屈さが残念でした。

 真夏に見たら最高の映画だと思いました。

☆☆☆

鑑賞日:2011/03/26 DVD

監督ジョエル・コーエン 
脚本ジョエル・コーエン 
イーサン・コーエン 
出演ジョン・タトゥーロ 
ジョン・グッドマン 
ジュディ・デイヴィス 
マイケル・ラーナー 
ジョン・マホーニー 
ジョン・ポリト 
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