映画【川の底からこんにちは】感想(ネタバレ)

kawasoko
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●こんなお話

 シジミ工場を継いだ話。

●感想

 後半に出てくる主人公が男にふられてから「がんばるしかない」と気合を入れて、社歌を作ってみんなで歌いますが、その歌詞のインパクトが凄くて最高でした。声を出して笑ってしまいました。

 特に序盤から中盤にかけて、主人公の女性の気持ちを丁寧に描きつつ、テンポもよくて、どんどん話が転がるので飽きずに見ることが出来ました。
 そして、周りの登場人物たち、ダメな彼氏と東京に憧れる女、漁師と太った女性の駆け落ち。父親とおじさん、職場のおばちゃんたち。みんなしっかりと描いているので素晴らしかったです。

 ただ、今の時代、そんなにみんな東京に憧れるのかな? という気持ちでみてました。なにかとあると、東京に飛び出すという展開だったもんで。それと、終盤の父親のくだりから途端にテンポが悪くなってしまったのが残念でした。

 とぼけた会話やおかしな社歌に感動してしまうという、楽しい映画でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2011/03/21 DVD

監督石井裕也 
脚本石井裕也 
出演満島ひかり 
遠藤雅 
相原綺羅 
志賀廣太郎 
岩松了 
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