映画【バトルガンM-16】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 付き合ってた女性の娘さんが麻薬で死んでしまって、悪い組織を潰そうとするポール・カージーの話。

●感想

 冒頭、地下駐車場で女性が自分の車に乗り込んでエンジンをかけようとすると男が目の前に立っていて、カットが変わるたびに人数が増えていくというホラー描写が結構怖くて最高でした。そこで女性が襲われそうになったら、自警団のポール・カージーが銃で射殺していくけれど。最後に倒した相手の顔を見ると自分の顔で…というツカミが最高でした。この映画で1番好きなシーンかかもしれないです。

 建築会社を立ち上げていて働く主人公。新たな記者の恋人とその娘さんとも仲良くやっているけれど、娘さんが男友達と遊びに行ったら麻薬のオーバードーズで亡くなってしまう。すると突然大金持ちから連絡が来て過去の自警団活動のことを知っていて、この街の麻薬犯罪組織が2つあるからそれを潰してほしいとの依頼があって、大金持ちのバックアップもあり犯罪組織を対立させてお互い潰していくという。

 主人公のポール・カージーさん、もはや凄腕のスパイのような手際で犯罪組織のパーティーに忍びこんで電話の受話器に盗聴器を仕掛けたりお手製爆弾を作ったりと、いつの間にそんな諜報活動ができるようになったのかと驚きの連続でした。

  話のほとんどは2つの犯罪組織の人たちを殺害していって、お互いがやったように見せかけて潰しあわせる「用心棒」的な展開で、その殺害シーンがいろいろあって楽しかったです。その後、汚職警官とかに危ない目にあわされそうになったりするのを返り討ちにしたりしつつ。依頼人だった富豪が実は…な展開で少し驚かされる設定だったり、恋人がさらわれたので奪い返しに行くクライマックス。

 M-16を使って、周りに一般人がいっぱいいる中撃ちまくっていく姿が熱かったです。ロケットランチャーを浴びせて人体が吹き飛ぶ描写もカタルシスが得られる倒し方でよかったです。

 90分ちょっとジャンル映画としてツッコミながらも楽しめる内容でした。

☆☆☆

鑑賞日:2021/04/16 WOWOW

監督J・リー・トンプソン 
脚本ゲイル・モーガン・ヒックマン 
出演チャールズ・ブロンソン 
ケイ・レンツ 
ジョン・P・ライアン 
ペリー・ロペス 
ジョージ・ディッカーソン 
スーン・テック・オー 
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