●こんなお話
科学者夫妻が新種の生物を誕生させてしまってそれを育てるうちに案の定トラブルに見舞われる話。
●感想
主人公の科学者夫婦が遺伝子操作をして新種の生命体を作って、それを当然のごとく周囲に隠して2人だけで育てていく。高速で成長していく生命体に教育をしようとしたりしていく中、どんどんと凶暴になっていって手に負えなくなっていく。
クリーチャーのデザインが何ともいえない不気味なデザインでこのクリーチャーをデザインした人がこの映画のMVPだと思いました。絶妙な気持ち悪さと可愛さを行ったり来たりしているバランスのあるクリーチャーだと思いました。
けれども主人公夫婦の科学者としての倫理観とかは最初から無茶苦茶で片方が処分しようとすると片方がいやダメだとなったりその逆になったりと暴走を勝手にして問題をどんどんと広げていくだけにしか見えずにゴールがどこなのかというのを描かずに新種生命体を育てるだけにしか見えないのが面白さを欠くキャラクターでした。
見た目も話の展開もなかなかグロテスクな方向に行きますが、クリーチャーものとして羽が生えたり水の中でも呼吸ができるようになったりなんでもありなクリーチャーですが、ただの設定で物語として盛り上がらないキャラクター造形だったりともろもろ惜しい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2011/05/15 DVD 2021/02/18 Amazonプライム・ビデオ
リンク
監督 | ヴィンチェンゾ・ナタリ |
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脚本 | ヴィンチェンゾ・ナタリ |
アントワネット・テリー・ブライアント | |
ダグ・テイラー |
出演 | エイドリアン・ブロディ |
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サラ・ポーリー | |
デルフィーヌ・シャネアック | |
シモーナ・メカネスキュ | |
デヴィッド・ヒューレット |