●こんなお話
テロで家族を失った主人公の話。
●感想
主人公である母親が不倫する理由がよく理解できず、あまり感情移入できませんでした。爆弾処理班である夫を失ってしまうかもしれない緊張感みたいなもので不倫に走ったり、夫が酷い男として描かれてるのならわかりますが。夫との関係にそんなに問題があるようには思えなかったです。息子との関係は描かれますが、旦那さんはほとんど描かれないので残念でした。
第1幕の終わりが、主人公ミシェル・ウィリアムズと不倫相手のユアンマクレガーとの情事のシーンですが。これがなかなかエロティックでよかったです。そして、テレビ画面ではサッカー中継があって盛り上がるテレビと盛り上がる情事という交互に見せるのは笑ってしまいました。
夫と息子を自爆テロで失い、怒りをぶつける相手がおらず。引きこもるシーンが延々と続きボクは退屈でした。開始25分から、マイナスな方向にしか話は進みません。
主人公は、届くはずのないオサマ・ビン・ラディンに手紙を書いたり。新聞記者を頼って。自爆テロの犯人の息子と交流したり。夫の同僚とまた一夜を共にしたり。何がしたいのかが中途半端で退屈でした。
そして、夫の同僚がテロの情報を事前に知っていたことをしり。この同僚さんが人として最低の男だと不快感あるキャラクターだったのは面白いと思いました。
その後、また引きこもって自分の妄想がラスト20分くらいから続いて。その後、立ち直るきっかけのテロの犯人の奥さん登場で。
そして驚きのエピローグ。「避妊しろよ、そして誰の子だよ」と突っ込んでしまうこと間違いないです。
ちょっと、1本スジの通った展開を見てみたかった映画でした。ただ、イギリス映画らしい雰囲気はよかったです。
☆☆
鑑賞日:2011/04/06 DVD
リンク
監督 | シャロン・マグアイア |
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脚本 | シャロン・マグアイア |
原作 | クリス・クリーヴ |
出演 | ミシェル・ウィリアムズ |
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ユアン・マクレガー | |
マシュー・マクファディン | |
ニコラス・グリーヴス |