映画【クローゼット】感想(ネタバレ):霊媒師のリアルな料金設定にも注目!科学と伝統の力で挑む悪霊ホラー映画

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●こんなお話

 娘が失踪してしまって、霊媒師と一緒に悪霊と戦う話。

●感想

 静かなダークな画面から始まり、大切な娘を救うために霊媒師と一緒に悪霊と戦う、王道のエクソシストものホラー映画だった。子どもの悪霊がゾンビのように襲いかかってきて、100分間しっかり楽しめました。 

 主人公は妻を事故で失い、その後娘とも気まずい関係になり仕事に没頭する日々。そんな中、家で怪奇現象が起き始める。最初は貞子を思わせるようなお化けの不気味なアタックで、典型的な心霊者ものかと思ったが、無口な主人公に対して相棒となる霊媒師がとにかくおしゃべりで、そこから二人で悪霊退治を始める展開に。

 ストーリーは「エクソシスト」や「インシディアス」といったハリウッドの悪霊退治作品を彷彿とさせます。霊媒師は伝統的な技術だけでなく科学的なアプローチも用いて悪霊に挑み、やがて悪霊のボスがかつて虐待されていたことがわかり、その動機を解明していく。

 途中で悪霊の攻撃シーンも適度に挟まれ、ホラーとしての怖さとアクションの見せ場がバランスよく配分されているため、飽きることなく最後まで見られました。

 ただ、数多くのホラー映画で見られる展開や演出に似ている部分が多く、新鮮さはあまり感じられなかったです。親子関係のテーマがメインなのは韓国映画らしい特徴で、そこはフレッシュだったと言えます。

 また、霊媒師への料金が約2500万円ほどかかるというリアルな設定が盛り込まれていて、そこは勉強になりました。

☆☆☆

鑑賞日:2020/12/24 川崎チネチッタ

監督キム・グァンビン 
脚本キム・グァンビン 
出演ハ・ジョンウ 
キム・ナムギル 
ホ・ユル 
キム・シア 
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