映画【ザ・ライト エクソシストの真実】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 悪魔祓いとか神様を信じてない若者がローマでエクソシストのもとで勉強して神父さんになるまでの話。

●感想

 葬式屋で父親と働いていて神父になるか葬式屋になるかの選択しかないということで、神学校へ行くとそこの先生から気に入られて、やる気なかったけど推薦でローマの神学校へ。

 そこでも先生からエクソシストの助手として頑張れということで、エクソシストのもとへ。16歳の妊娠中の少女がいて彼女の悪魔祓いをするけど、病院に行かせた方がいいという主人公。別の男の子とかの悪魔祓いをしたり、妊娠中の少女が病院で麻酔とかも効かないで暴れまわるので神父さんと一緒に悪魔祓いとかして、主人公の母親との思い出とかを悪魔につかれてびっくりの主人公。

 ジャーナリストにエクソシストの実情をリポートしてくれというのを頼まれたりしつつ、神父さんがおかしな行動をし始めて、神父さん自身が悪魔に憑りつかれたので主人公が悪魔祓いをして、神父さん暴れまわりつつ除霊に成功して主人公は信仰を取り戻して神父さんになっておしまい。

 暗くて雨が降る映像に重厚な音楽や主役のアンソニー・ホプキンスのお芝居もあいまって、雰囲気ある映画になっていたと思います。

 悪魔の存在を信じない若いアメリカ人が、様々な不可思議な現象を体験して最後に悪魔にとりつかれた師匠と対決するという流れはよくできていると思いますが。神様を信じるというのと、神様や悪魔が実際にいるというのは別の話で、主人公が神様を信じることによって更に成長するというのは無難すぎてガッカリというか目新しさがなかったのが残念です。
 そもそも、神様ありきキリスト教ありきの映画なので身近に宗教を感じてる人じゃないと入り込みにくい映画だと思いました。

 悪魔にとりつかれ、変貌していくアンソニー・ホプキンスのお芝居を楽しむ作品でいろいろなアンソニー・ホプキンスを見られて満足ですが、いかんせんお話は退屈な1本でした。

☆☆

鑑賞日:2011/09/23 DVD 2023/08/15 NETFLIX

監督ミカエル・ハフストローム 
脚本マイケル・ペトローニ 
出演アンソニー・ホプキンス 
コリン・オドナヒュー 
アリシー・ブラガ 
キアラン・ハインズ 
トビー・ジョーンズ 
ルトガー・ハウアー 
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