映画【ムカデ人間】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 人間を繋いでしまおうとする博士の話。

●感想

 博士の初登場シーンが繋がった犬を愛おしそうに見つめているところから笑えました。このショットだけで、この博士が繋げたい気持ちいっぱいなのだとわかる素晴らしい紹介の1ショットだったと思います。

 ただ、問題はたくさんあって。ムカデ人間誕生までが長い。90分しかないのに、45分までは旅行者が登場して捕まって逃げようと頑張るシークエンスが続きますが。どうせ繋がってしまうのはわかってるので、主人公が何とか手枷足かせをはずして逃走するシークエンスが結構長いことは居るのでグッタリして見てました。

 そしてムカデ人間にするために、これから行う手術のハチャメチャな説明を主人公たちにしてしまうところは凄いです。そんなこといわれたら絶望してしまいます。
 ムカデ人間となってからは、3人繋がれますが。先頭になるのは日本人役者の人手、他の2人は肛門と口が繋がってしゃべれないので。ほぼ、この日本人が主役となりますが。この関西弁が結構笑えてよかったです。自責の念にはかられる先頭でした。

 ムカデ人間となってからの生活は、想像を超える壮絶なシーンも特になくおぞましいシーンも大してないのが残念でした。それで、刑事が聞き込みにくる後半から簡単に崩壊していくのがあっけなかったです。博士、ちゃんと計画性を持って行動しろよと思ってしまいます。

 タイトルのインパクトより内容はいたって真面目に作られていて肩透かしな感じを受けてしまった映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012・02・26 DVD

監督トム・シックス 
脚本トム・シックス 
出演ディーター・ラーザー 
北村昭博 
アシュリー・C・ウィリアムス 
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