映画【乱反射】感想(ネタバレ)

ranhansya
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●こんなお話

 歌人の高校生の話。

●感想

 短歌をやっているからと振られる主人公、短歌やってる人カッコいいのになと思いますが。この映画の男子たちには不評のよう。振られて落ち込む主人公の前に現れるのが、幼馴染の大学生。彼が登場した時点で、主人公が大学生に恋しているのだとわかります。
 ところが、近すぎる存在からか改めて告白するわけでもなく幼馴染としての関係を続けます。大学生が祖母の地元へ行くことになり、それについていく主人公。2人のロードムービーになるところで、2人がどのような結末を迎えるのか楽しみな展開の仕方で面白かったです。2人が結ばれるのか否か。

 ところが、大学生は一緒の部屋に泊まって主人公が迫っても断る。旅のほとんどは、主人公が大学生に好き好きオーラを出していくけど全てに背中を向けてしまう大学生。

 きっかけは、主人公が友だちを大学生に紹介してしまいつき合わせてしまったことが過去にあってそれもいいタイミングで回想が挿入されてよかったです。あの出来事で大学生は主人公に対する思いを知ってしまう。わかってるのに、反対のことをしてしまう思春期。気づいたときにはもう遅い、甘酸っぱさがよかったです。

 人が両思いになるタイミングの難しさ。それは待っていてはダメなんだ余裕ぶっこいていてはダメなんだと教えてくれる映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/05/03 DVD

監督谷口正晃 
脚本菅野友恵 
原作小島なお
出演桐谷美玲 
三浦貴大 
高島礼子 
月船さらら 
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