●こんなお話
総理大臣が記憶喪失になってしまって、何とか総理大臣としてとりなすうちに成長する話。
●感想
記憶喪失になってしまって、記憶喪失前の人間性が酷くてそれに唖然としつつ総理大臣としての職務もごましていくというハラハラドキドキの楽しさがあるアメリカ映画の【デーヴ】的な楽しさがある映画でした。
序盤から中盤まで主人公が記憶をなくしてあたふたするまでが結構長くて退屈に感じるところが多かったです。記憶喪失前の主人公の行動や言動に驚きながら人物紹介をしていってという流れに面白さを感じることができなかったです。それにめちゃ耳がでかいとか、めちゃくちゃはげてる人がいるとか見た目でいかにもコメディ色を強めているのも逆に笑えなかったです。奥さんの生放送をドタキャンして秘書が…とかも笑っていいのかどうなのか気まずいシーンです。
ゴルフや手料理も忘れてしまいアメリカ大統領を接待するためにみんなで頑張ったりするとか楽しかったです。個人的には過去の行いを会見で全部謝るとかのギャグは笑えました。ただアメリカンチェリーの関税引き下げについての大統領とのやり取りも簡単にアメリカ側が引き下がったりとなぜ? という展開が多かったです。スナイパーがどうとかの流れも無茶苦茶でコメディというよりトンデモが増して唖然の展開でした。反発してた息子も最後に心入れ替わってたりするのもなぜだろう? というオチ。
それにクライマックスが総理大臣と夫人の結婚関係の修復になって、国会中継で愛の告白というのは面白かったですが、それが映画として盛り上がるかとかどうでもいい気持ちで見てしまい、ダブル不倫していても簡単によりを戻せちゃうんだと勉強になる映画でした。
☆☆☆
鑑賞日:2020/08/24 Blu-ray
リンク
監督 | 三谷幸喜 |
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脚本 | 三谷幸喜 |
出演 | 中井貴一 |
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ディーン・フジオカ | |
石田ゆり子 | |
草刈正雄 | |
佐藤浩市 | |
小池栄子 | |
斉藤由貴 | |
木村佳乃 | |
吉田羊 |