映画【ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館】感想(ネタバレ)

the-woman-in-black
スポンサーリンク

●こんなお話

 他界した大富豪の遺産整理のため、イギリスの田舎町にやってきた弁護士が怪奇現象に遭遇する話。

●感想

 伝統のゴシックホラーの王道を行く展開で95分飽きずに怖がりながら見ることができましたが、その分古臭さも感じてしまい新鮮味が感じれないのが残念でした。

 弁護士の主人公が遺産の手続きのためにやってくる。今度の仕事をちゃんとしないと首になるという設定があるため、明らかに主人公を歓迎していない怪しげな住民たちに帰れと言われても帰れない。この怪しげな住民たちという設定もよくあるものですが面白かったです。ただ、この主人公が職を失うという緊迫感があまり伝わってこないため。見ていて早く帰れやとも思ってしまいます。
 亡霊の館で次々と起こる怪奇現象はどれもが怖くてハラハラドキドキしながら見ることができました。イギリスの景色も素晴らしくてハッとさせられる綺麗な映像なんかも印象的に挿入されるのはよかったです。

 とはいえ、物語のほとんどが主人公の1人芝居でお化け屋敷での恐怖体験なので、びっくりして怖いですが途中から飽きてしまうし。結局、これはハッピーエンドなの? と不完全燃焼の気持ちのまま終わってしまうしで。真面目に丁寧に作られているとは思いますが、もっとぶっ飛んだ描写なんかを入れないと地味な映画に仕上がってしまうことがわかる内容でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/04/13 Blu-ray

監督ジェームズ・ワトキンス 
脚本ジェーン・ゴールドマン 
原作スーザン・ヒル
出演ダニエル・ラドクリフ 
キアラン・ハインズ 
ジャネット・マクティア 
リズ・ホワイト 
タイトルとURLをコピーしました