●こんなお話
主人公に積年の恨みをはらそうとするカーンの逆襲の話。
●感想
カークにひたすら復讐しようとするカーンの話でひたすらカーク憎しの気持ちが行動の動機となり突き進むカーン。カーンの胸板が物凄い厚いとか、気になりますが。劇場版1作目もテレビシリーズ未見のためか、エンタープライズ号のメンバーもカタキ役として登場するカーンの背景もわからないため。物語自体に入り込めなかったです。それは見方が悪いのか。ちゃんと1作目から見るべきなんでしょう。テレビシリーズ劇場版の弱点が出てしまっている映画だと思いました。テレビを見てる人も見てない人も楽しめる映画に仕上げてほしかったです。
ジェネシス計画なる無の状態から生命を誕生させる計画が逆に兵器になるので、それを狙おうとするカーンと戦うカークたちエンタープライズ号。
時代のせいか艦隊決戦が中盤からたくさんありますが、だいぶもっさりしている印象でした。それでも自分が死ぬとわかりながらも任務を全うしようとする乗組員たちが熱いです。
ただ肝心の悪役であるカーンはテレビシリーズでは人気らしいのですが、映画版だけ見るとひたすらカークに復讐しようとするだけの男だし、やたらマッチョな部下たちを従えてますが彼らの助言は全く無視してオラオラと突き進んでいく割に、あっさりカークの作戦に騙されちゃったりして小物感しか感じられませんでした。
面白かったのは、カークが何故、知力も体力も上回る新人類のカーンに勝てたのか。というところで、コバヤシマルなる絶対に勝てない練習プログラムが伏線として出てきて、カークだけが唯一勝てた。どうやって絶対に勝てないプログラムに勝てたのか? という。直感の行動で突き進むという勝因。
そしてクライマックスにスポックが取る行動もなかなか感動的で、論理的に行動した結果、仲間たちの友情に気づく名シーンだと思いました。
とはいえ、やっぱりチトこれ単体ではキツいかなーという作品でした。
☆☆☆
鑑賞日:2013/10/06 Blu-ray
監督 | ニコラス・メイヤー |
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特別コンサルト | ジーン・ロッデンベリー |
脚本 | ジャック・B・ソワーズ |
ハーヴ・ベネット |
出演 | ウィリアム・シャトナー |
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レナード・ニモイ | |
デフォレスト・ケリー | |
ジェームズ・ドゥーハン | |
ウォルター・ケーニッグ | |
ジョージ・タケイ | |
ニシェル・ニコルズ | |
ビビ・ベシュ | |
ポール・ウィンフィールド | |
カースティ・アレイ | |
リカルド・モンタルバン |