映画【病院へ行こう】感想(ネタバレ)

byouin
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●こんなお話

 広告代理店でバリバリ働いて奥さんをほったらかしにしてたら、ある日帰宅したラ浮気現場を目撃して浮気男ともみ合って階段から落ちて骨折してしまう。そこで自分を担当してる研修医が全然医療の知識がなくて……な話。

●感想

 冒頭、真田広之さん演じる主人公が階段から転げ落ちるのが何気に凄いことになってます。さすがアクションスター。かなり長い階段をノーカットで転げ落ちてますけど……。
 主人公が入院したら大部屋には個性あふれる患者さんがいて、ベンガルさん、蛍雪次朗さん、嶋田久作さん、荒井注さんなどの役者さんがそろってるだけで笑えます。

 この映画を見ると医者になりたいかなりたくないかどう思うんだろうというお医者さんの描かれ方で。人の命をどうとも思ってない描写だったり、お金をたくさんもらったりと結構酷い描かれ方だと思いますが、ある意味ビジネスとしてはオイシイものでうらやましい気持ちにもなりました。
 後は治療シーンが見てて結構痛くて、何回も注射を間違えて打ちなおすのとか見てるだけで痛いし、骨折の手術で部分麻酔で手術して、ドリルでゴリゴリするのとか見てて気持ち悪くなっていきます。後は、健康診断とかも結構つらそうでした。

 主人公の隣のベッドに大地康雄さん演じる浮気男がいることによって起きるドタバタ。大地康男さんの魅力も全開で笑えました。笑えるんだけど、大地さんがクビになった職場に酔っぱらって乱入して手がマヒしたけどまだ動かせると主張して生卵を割ろうとするけど割れないときの表情や肺炎だとお医者さんに言われてけど自分が実は肺がんなんじゃないかと思った時の悲壮感の表情が明るいときとのギャップで悲しい気持ちになりました。
 主人公と浮気男との友情と研修医との恋。そして浮気男が実は肺がんなのではないかという疑惑で進んでいくコメディでクスクスと笑える映画で楽しかったです。

 花火師の大地康雄さんが大きな花火の玉をもってみんなで協力してドタバタするところなんてまさにクライマックスにふさわしい映像でした。
 真田広之さん、薬師丸ひろ子さんのコメディっぷりも決まっていて、またこういう役やってほしいなと思える映画でした。

☆☆☆

鑑賞日:2013/09/28 DVD

監督滝田洋二郎 
脚本一色伸幸 
出演真田広之 
薬師丸ひろ子 
大地康雄 
尾美としのり 
伊原剛志 
平栗あつみ 
加藤善博 
斉藤慶子 
荒井注 
螢雪次朗 
ベンガル 
角田英介 
嶋田久作 
米山善吉 
井上彩名 
レオナルド熊 
絵沢萠子 
石井愃一 
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