映画【ワイルド・レンジ 最後の銃撃 】感想(ネタバレ)

open-range
スポンサーリンク

●こんなお話

 家を持たずに牛を移動させながら暮らす主人公たちと彼らに危害を加えたきっかけで悪代官的な人達と対立する話。

●感想

 スター映画の西部劇として渋くてかっこいい映画でした。映像も雄大でアメリカの自然や当時の街とかの美術なんかもかっこいいTHE西部劇でした。話の内容も主人公の仲間が留置場に入れられたきっかけにより、復讐の連鎖が激しくなっていって最終的に決闘というわかりやすい展開を静かに見せていくのも単純に好みの構成演出の映画でした。

 ただ主人公たちはオープンレンジなる定住しない生き方の古いタイプの男たちと街を牛耳る男たちの新旧の考え方の構図なのかな? とも思いますが、カタキ役たちはいかにも悪いステレオタイプな役割にしかなっていないのが、ちょっと残念でした。あまり滅びゆくオープンレンジの生き方の哀愁とかそういったものはなかったです。

 クライマックスの銃撃戦も銃声が大きく響く中での戦いも1人また1人と討ち取っていくガンファイトも盛り上がるクライマックスでした。住民たちは権力者たちを恐れていましたが、最終的に主人公たちと一緒に加勢するという流れも、ただたんに強いほうにつく日和見主義な人たちにしか見えないのも、仕方ないかもしれないですが、もう少し深く描いてほしかったです。

 ただ物語はシンプルですが140分近い上映時間はチト長く、クライマックスのガンファイトが終わってから、主人公とヒロインが付き合う付き合わないでごにょごにょするのとかちょっと長かったです。

 とはいえ、ケビン・コスナーやロバート・デュバルが銃を構えたり馬で駆けたりする姿がめちゃくちゃかっこよくてそれだけで満足の1本でした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/07/14 DVD

監督ケヴィン・コスナー 
脚本クレイグ・ストーパー 
出演ロバート・デュヴァル 
ケヴィン・コスナー 
アネット・ベニング 
マイケル・ガンボン 
マイケル・ジェッター 
ディエゴ・ルナ 
タイトルとURLをコピーしました