ドラマ【将軍 SHOGUN】感想(ネタバレ)

Shogun
スポンサーリンク

●こんなお話

 日本にやってきたイギリス人が徳川家康的な大名のもとで激動の日本に生き抜く話。

●感想

 西洋人から見た謎のアジアという冒険ものとして楽しいドラマシリーズでした。ちゃんと豊臣政権末期の徳川家康あたりがこれといってヘンテコでもなくしっかりと描いているのがよかったです。

ポルトガルやスペインなどのカトリックの国がそれ以外の国を侵略していくというのをちゃんと描いているのもよかったです。

 家康の家臣になって、石田三成が見張っている大阪城を脱出するときのサスペンスや日本語を覚えないとお世話になった村が処罰されることを知って、それを取り下げてもらわないと自害するしないと主人公に日本の侍や文化の違いの危機を突破していく面白さありました。

 ただ中盤から後半にかけては、あまり虎長様は出てこなくなり、主人公とまり子の恋愛がメインとなり、しかも虎長の家臣のフランキー堺さんの裏切りなどが描かれていきますが。忍者たちがわらわらと現れて次々に襲い掛かってくるのとかはニッポンファンタジーとしては面白いですが、トンデモ度が増していってしまいました。それにイギリスと諸外国の日本の利権をめぐる争いや石田三成的な人と虎長との対立があっという間に展開していってあっという間に回収されていくという高速の展開がちょっとついていけなかったです。気づいたら主人公が異国の地で頑張ることにしました。で終わっていってしまいました。

 とはいえ、西洋人がよく日本の徳川家康なんかを勉強して画面も迫力があって楽しいドラマシリーズでした。

☆☆☆☆

鑑賞日:2020/07/15 DVD

製作総指揮ジェームズ・クラヴェル
脚本エリック・バーコヴィッチ
出演リチャード・チェンバレン
島田陽子
三船敏郎
フランキー堺
目黒祐樹
金子信雄
安部徹
宮口精二
高松英郎
ジョン・リス=デイヴィス
ダミアン・トーマス
レオン・リセック

タイトルとURLをコピーしました