映画【阿修羅城の瞳】感想(ネタバレ)

Ashura-jô no hitomi
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●こんなお話

 恋をすると鬼になるというヒロインと鬼を殺す仕事人の恋の話。

●感想

 菅野よう子さんの音楽が流れる中、独特なオリエンタルな世界で、鬼御門と呼ばれる鬼退治をする侍みたいな人たちが人間たちに紛れ込んだ鬼をバッサバッサを叩き斬っていく冒頭。
 緑色の血を吹き出しながら斬られていく鬼の殺陣はカッコよかったです。

 話の方は鬼御門を辞めた歌舞伎役者が世間をにぎわす怪盗のヒロインと出会って、恋に落ちていったら鬼のボスである阿修羅王が甦るという。

 120分ある映画ですが、ちょっと展開が遅く感じました。物語の中盤まで主人公とヒロインが出会って恋に落ちるというのが重要だけど。一体いつの間に恋に落ちたのかがよくわからないという。それに原作が舞台ですが、映画でも舞台のお芝居をしていてみてて疲れるという。全員が大声で喋ってオーバーな気がしました。

 そしてヒロインが実は……。な展開になりますが、ここから主人公も悪役も全員行動が意味不明になっていって、この人たち何やってるんだろうかと。
 殺陣も最初はカッコいいですが、しだいに食傷ぎみになっていくという。主人公とヒロインの悲恋としても中途半端だし、鬼との戦いとしての娯楽ものとしても爽快感は一切ないのでちょっとダルい映画になっていて残念でした。

☆☆

鑑賞日:2013/10/18 Hulu

監督滝田洋二郎 
脚本戸田山雅司 
川口晴 
原作中島かずき 
出演市川染五郎 
宮沢りえ 
大倉孝二 
皆川猿時 
樋口可南子 
土屋久美子 
韓英恵 
小日向文世 
内藤剛志 
渡部篤郎 
沢尻エリカ 
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