●こんなお話
ウィルスに感染した人がめちゃ凶暴になってしまった世界で、たった一人で何とか特効薬を開発しようとする科学者の話。
●感想
何と言っても大都会ニューヨークに人っ子一人いなくて野生動物が走り回って草原なんかもあったり、空母の上からゴルフをしたりとう文明社会に誰もいないというヴィジュアルの面白さの映画だと思いました。序盤はそんな世界での主人公の生活。そういう生活になる直前の家族との回想。そして、凶暴化した感染者との戦い。誰もいない真っ暗なビルを探索するところなんかは、恐怖感いっぱいで最高でした。
ただ問題は100分の映画では風呂敷を広げすぎたのか展開が遅すぎたのかで、ラスト30分で出てくる登場人物たちと出会ったと思ったら差別と偏見をなくそうとしたボブ・マーリーの話をして自分もそうなりたいと語る主人公。そして一気にクライマックスの戦いに入ってしまうため、一体何の話かわからなかったです。
感染者にトラップ仕掛けられ、愛犬と逃げようとして。その後、主人公は復讐を果たそうと投げやりな戦いを挑む。ここまでは面白く見れました。あの感染者の親玉みたいなのは一体何を考えていたのか? とかわからなかったです。何か知性がありそうな雰囲気あって対決になっていくのかと思いきや、結局ワーワー! 大騒ぎして突入してくるだけ。
あの親子を出すならもう少し早く出して、そこからサバイバル生活をして掘り下げていかないといけないのだと思いました。とはいえ、ヴィジュアルの面白さやクリーチャーの怖さで見せてくれる100分間でした。
☆☆☆
鑑賞日:2014/01/23 Hulu 2022/07/01 NETFLIX
リンク
監督 | フランシス・ローレンス |
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脚本 | マーク・プロトセヴィッチ |
アキヴァ・ゴールズマン | |
原作 | リチャード・マシスン |
出演 | ウィル・スミス |
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サリー・リチャードソン | |
アリーシー・ブラガ | |
ダッシュ・ミホク | |
チャーリー・ターハーン |