●こんなお話
竜巻を追いかけて竜巻警報の制度を上げようと頑張る人たちの話。
●感想
CGで見せる映画の走りとして竜巻をCGで表現してそれが怪物のように襲ってくるという見せ方は今見ると古臭く感じてしまう部分がありますが、当時の時代の最先端を見ることのできる作品だと思います。ストームチェイサーという人たちの職業紹介映画として楽しかったです。
ただ主人公たちストームチェイサーたちの仕事を観客と同じ目線で見せるためだけの主人公の婚約者の扱いの酷さが可哀そうだったり、主人公と離婚寸前のヒロインとの恋模様とかって果たして必要だったのかわからなかったり。何より主人公たちと装備は一流のライバルたちとどっちが先駆けるかのレースとしての面白さの設定なのに、主人公たちがどうして最新鋭の装備を持つライバルたちに勝つことができるのかとかもよくわからず、しかもライバルたちもへなちょこで登場してからずっとオマヌケな行動しかしないのでライバルとしての機能が全くないのが痛いキャラクターでした。かと思えば、主人公たちも何が凄腕なのか全くわからなくて、竜巻の中にセンサーを入れる新しいマシンを何とか竜巻に近づいて行こうとなってるのに、近づいたら死んじゃうから近づけないというのが映画としての面白さがあまりなかったです。
主人公とヒロイン以外のストームチェイサーもちょっと多すぎで描かれ方は浅いので、ナビゲートする人くらいで残りの人たちは一体どんな仕事なのかとかもわからないのもエンタメ映画としての魅力が少なさの1つだと思いました。
とはいえ、今の時代に見ても映像の迫力はあって楽しい映画でした。
☆☆☆
鑑賞日: 2018/10/20 Netflix
リンク
監督 | ヤン・デ・ボン |
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脚本 | マイケル・クライトン |
アン=マリー・クライトン | |
製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ |
出演 | ヘレン・ハント |
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ビル・パクストン | |
フィリップ・シーモア・ホフマン |
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