映画【道士下山】感想(ネタバレ)

monk-comes-down-the-mountain
スポンサーリンク

●こんなお話

 山奥で修行していた男が師匠に下山を命じられて、文明社会に行っていろんな人たちと出会ってドラゴンボールみたいな戦いをしていく話。 

●感想

 映像や美術などは綺麗だし、カンフーシーンも見やすくかつ役者さんたちの動きも迫力があってよかったです。中盤からどんどんとワイヤーやCGが多用されてリアリティとかはなくなりますが、【カンフーハッスル】や【ドラゴンボール】とかに近い漫画みたいな戦い方になっていってこれはこれで楽しむことができました。役者さんたちも豪華で主人公が出会うことになる各パートのメインの役者さんたちを愛でるだけでも楽しい映画でした。 

 ただ話自体は主人公の父親代わりになってくれる薬局のご主人から始まり、そこの奥さんと弟との不倫問題があって、それが終わったらカンフーの師匠と出会って修行して師匠のライバルが悪い奴で、師匠の友人も出てきて。とあんまり主人公自身は関係ないところで師匠たちの物語が進むので、カタルシスを得にくい作りでした。師匠たちの過去の戦争シーンとかド迫力の爆発があったりしますが、一体何を見せられているのか戸惑ったり、師匠たちがライバルと武術の秘伝を巡っての争いとかどうでもよかったです。それよりも師匠が力を貯めるときに後光がさして大仏さまになったり、車を簡単にひっくり返して大爆発とか超人的な動きを楽しんでいました。 

 そして冒頭20分くらいのリン・チーリンさんの不倫問題の下りとかはまるごとカットしても映画自体に何の問題もないくらい関係なくて、しかも主人公殺人をしちゃって許されない行為なんではないかと思ってしまうヘンテコなカンフー映画でした。 

☆☆☆

鑑賞日: 2018/10/31  Netflix

監督チェン・カイコー 
脚本チェン・カイコー 
原作シュー・ハオフォン 
出演ワン・バオチャン 
アーロン・クオック 
チャン・チェン 
ヴァネス・ウー 
リン・チーリン

コメント

タイトルとURLをコピーしました