映画【ラスト・アクション・ヒーロー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 人気アクション映画の中に入りこんじゃった主人公の少年が、その映画のヒーローと一緒に頑張る話。

●感想

 メタ構造の設定は面白くて、映画オタクの主人公が自分が好きなアクション映画の世界に入って、ヒーローと一緒に行動していくという話は面白かったです。ところどころ出てくる映画ネタとかもわかる範囲で楽しかったです。 

 ただ映画の中の世界がそれほどの広がりを見せなくて、少年の映画知識とかで映画世界の障害を突破していくという面白さはほとんどなくて、ただのドタバタが繰り広げられるだけでせっかくの劇中劇というスタイルが活かされていないと思いました。映画の中の警察署とかがなぜか近未来風だったりアニメのキャラクターがいるのが謎でした。 

 悪役が現実世界に行けることに気づいて、現実と映画を行ったり来たりしてそれを追いかける展開になって、ヒーローが映画とは違って現実の世界でのアクションに苦労するというのは面白かったです。 

 時代なのかもしれないですが、肝心のアクションもコメディに寄っているせいもあってか全体的にもったりしていて盛り上がることのないアクションシーンなのも痛かったです。 

 現実世界に居場所がなくて映画の世界では生き生きする少年と、映画の世界では無敵だけど現実では通用しないヒーローという話になりそうですが、そういう方向にはならずただのドタバタになってしまって楽しいけれどどこかむなしさも感じてしまう映画でした。 

☆☆☆

観賞日: 2018/11/29 DVD

監督ジョン・マクティアナン 
脚本シェーン・ブラック 
デイヴィッド・アーノット 
原案ザック・ペン 
アダム・レフ 
出演アーノルド・シュワルツェネッガー 
オースティン・オブライエン 
チャールズ・ダンス 
F・マーリー・エイブラハム 
アート・カーニー 
フランク・マクレー 
トム・ヌーナン 

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