●こんなお話
月の裏側でナチスがまだいて、地球侵略してくる話。
●感想
アメリカを馬鹿にしたり、世界を馬鹿にしたブラックユーモアの映画でクスリと笑える話でしたが。物語の展開は「コメディだから」と許される急展開で、ついていけない部分もありました。
黒人が白人になってしまうとか昔のハリウッド映画の白人が黒人を演じるために黒塗りにしていたりとかを馬鹿にしていたりチャップリンの【独裁者】とかを知っていないとちゃんと笑えないと思いますが。見ていないと何のこっちゃわからないところがありました。
アメリカ大統領が「戦争を起こせば再選する」と戦争を喜んだりしたり、世界が平和条約で宇宙船を作るのを禁止していたのにそれを各国が破っていたとか笑わないといけない部分とかも無表情で見てしまいました。戦争が終わって、そっちのけで世界戦争が始まったり、怖いエンディングとかも何とも思わなかったです。それは、主人公たちの戦いが描けていないからだと思います。
主人公たちの行動にもドキドキハラハラするものではなく、クライマックスの戦争シーンも艦隊決戦は迫力あるものですが。人間たちの戦いになると安っぽいコメディの連続でこれまた無表情で見てました。
ヒロインのナチスの女の人が可愛かったことだけが印象的な映画でした。
☆☆
鑑賞日:2012/09/27 新宿武蔵野館
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監督 | ティモ・ヴオレンソラ |
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脚本 | ヨハンナ・シニサロ |
マイケル・カレスニコ |
出演 | ユリア・ディーツェ |
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クリストファー・カービー | |
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