映画【リンカーン/秘密の書】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 もしもリンカーンがヴァンパイアハンターだったら…な話。

●感想

 奴隷である黒人たちが実はヴァンパイアのエサで、ヴァンパイアをアメリカから追い出そうとするリンカーン大統領という設定は面白かったです。

 設定が面白いだけで、アクションシーンが目まぐるしくて画面も暗いし何が何だかわかりませんでした。そしてパンチ一発で勝負がついちゃうあっけなさ。メリケンサックについて、もっと伏線を張ってほしかったです。

 それにお話の方はお粗末というか……。主人公の導師的な役割であるヘンリーという人が出てきますが、話が進むにつれヴァンパイアはヴァンパイアを殺せないという設定がありますが。冒頭、ヘンリーはヴァンパイアを思い切りやっつけようとしてますけど。しかもヘンリーは昔最愛の妻を殺されていたのに、思い切り知らない人とベッドインしてるので同情できなかったです。更に、クライマックスではほとんど戦わないので不完全燃焼でした。女ヴァンパイアも何で最後、そっちを攻撃するんだ。とかよくわからない展開でした。

 とはいえ、スローを多用した戦いは迫力はあってよかったと思いますが。明日にはどんな流れだったか忘れてしまいそうな内容で残念でした。

☆☆☆

鑑賞日:2012/11/04 イオンシネマ多摩センター

監督ティムール・ベクマンベトフ 
脚本セス・グラハム=スミス 
出演ベンジャミン・ウォーカー 
ドミニク・クーパー 
アンソニー・マッキー 
メアリー・エリザベス・ウィンステッド 
ルーファス・シーウェル 
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