映画【さよならドビュッシー】感想(ネタバレ)

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●こんなお話

 火事で家族を失った主人公がピアニストを目指すことにしたら事件に巻き込まれていく話。

●感想

 火事で大好きな祖父と親友を失った主人公。自らも大火傷を負って何とか治療とリハビリで回復してピアノの先生と出会い。そしてドビュッシーを弾きたいという主人公の行動していく。
 ここで、主人公の松葉づえに細工したり滑り止めを壊したりしまいには頭上のシャンデリアを落としてきたり命を狙われるサスペンスとしての描写も出てきます。

 ドビュッシーを弾きたいという主人公の練習と祖父の遺産を巡る親や叔父さんの関係、そして母の怪我。ちょっと何を見せたいのかよくわかなかったです。しかも演奏シーンが結構長いこととられるので、130分とちょっと長く感じました。

 そして何よりも驚いたのが、いきなり真相を話すキャラクターで、何でそのタイミングなのか? しかもそれだと声とかは同じにできるのか? とかリアリティよりトンデモ度が上回ってしまってガックリでした。更に、主人公の命を狙っていたという事件も、いきなり解決してしまって。一体、刑事の取り調べとか何だったのかと思ってしまいます。というか、この刑事の存在も謎で。ワケありな感じで長いこと描写されますが、これも必要だったのか? だって刑事さん何もしてないよ。

 ピアノ演奏がクライマックスになっていますが、ピアノのことをよく知らない自分はこの映画の観客のように拍手で感激するという気持ちになれませんでした。そのため、フルで演奏されるのはひたすら退屈に感じてしまいました。
 橋本愛さんの気持ちをぶちまける雨のシーンの熱演とかは素晴らしかっただけに、映画の盛り上がりを見てても何も感じることができず残念でした。

☆☆

鑑賞日:2013/01/26 イオンシネマ多摩センター

監督利重剛 
脚本利重剛 
牧野圭祐 
原作中山七里
出演橋本愛 
清塚信也 
ミッキー・カーチス 
柳憂怜 
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