映画【ぼくらの七日間戦争】感想(ネタバレ)

Bokura no nanoka-kan sensô
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●こんなお話

 校則に反発した中学生と先生の戦いの話。

●感想

 管理教育というのを誇張して描いてるとは思いますが、教師の体罰当たり前、荷物を勝手にチェックして没収してしまう、スカートの裾をものさしでチェックする、前髪を教師が切る、とか見ていると恐ろしくてそりゃ反発したくなるよという前半でした。体育教師の倉田保昭さんが鉄棒ができない生徒を思い切りハイキックをかましてるのには笑ってしまいました。

 生徒側のキャラクターはもう典型的な学生さんという感じで、がり勉にスポーツマン、デブに機械オタクなどわかりやすいキャラクターたちなのも見やすくてよかったです。学級委員長の宮沢りえさん、ちょー可愛かったです。

 子どもたちだけの王国を作って遊んだり料理をしたりのシーンなんかを見ると、すっかりこの中の一員になった気持ちにさせてくれるのでクライマックスでの機動隊との戦いだったり戦車に乗ってみんなで楽しそうに移動するところなんか感動してしまうから不思議です。そして、最後は打ち上げ花火を見上げる。

 欲を言えば、エピローグを作ってほしくて。結局、戦った先に何があったのかが知りたかったです。どういう変化があったのか。

 そしてこの映画で子どもの両親の会話で「オレ、明日出張なんだよ。ゴルフ行かなくちゃいけないんだ」「出張、出張って、あなた何も家のこと何も考えてないじゃない」みたいな。ゴルフ接待出張というコントみたいな台詞が聞けて面白かったです。

☆☆☆

鑑賞日:2012/11/06 DVD

監督菅原比呂志 
脚本前田順之介 
菅原比呂志 
原作宗田理 
出演宮沢りえ 
五十嵐美穂 
安孫子里香 
菊池健一郎 
鍋島利匡 
田中基 
大沢健 
中野慎 
石川秀明 
金沢政武 
金田龍之介 
笹野高史 
倉田保昭 
大地康雄 
佐野史郎 
小柳みゆき 
賀来千香子 
室田日出男 
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